「Moduloの走り」を雪上で体感できる試乗会が開催(3)
「四輪で舵を切る」をコンセプトに掲げる、ホンダアクセスが展開する純正アクセサリー・ブランド「Modulo」。そのしなやかで上質な乗り味は、舗装路だけでなく、路面ミューが低い雪上路でもしっかりと体験できるということで『Modulo雪上体感試乗会』が開催された。
事前申し込みの後に抽選で選ばれた16組の方々が、2018年秋に発売されたばかりのステップワゴン・ハイブリッドModulo Xと、Moduloパーツを装着したヴェゼルの2台に試乗した。
前回、ステップワゴン・ハイブリッドModulo Xをドライブした方々の声に続き、今回はヴェゼルのModuloパーツ装着車を試乗した感想をお届けする。
ヴェゼルは2013年に発売が開始され、今年で6年目を迎えるロングセラー・モデル。FFレイアウトをベースとする都市型SUVで、パワートレインは1.5リッター直噴DOHCと、1.5リッターi-DCDハイブリッドの2種類。駆動方式はFFのほか、AWD車もラインナップされている。
ホンダのハイブリッド車としては初のAWDとなったヴェゼルには、電子制御により後輪の駆動力をコントロールする「リアルタイムAWD」を採用。雪上路ではその恩恵は大きく、参加者からは『安心感が高い』という言葉が多く聞かれた。Moduloサスペンションを装着したことでトラクション性能が高まり、4本のタイヤで路面に伝達することで高いペースで走行することが可能となった。その走りっぷりは雪上のコンパクトスポーツと呼ぶにふさわしいほど。
今回、用意された車両は最上級グレードの「ハイブリッドZ」。ベース車両のほか、同グレードにModuloのサスペンションとホイール、そして内外装にModulo製品を装着した車両の2台である。いずれも駆動方式はAWDだった。
そんなModulo ヴェゼル・ハイブリッドZに試乗した参加者のなかから、本誌Honda Styleではステップワゴン・ハイブリッドModulo Xと同様に4組にお話を伺った。試乗はベース車両→Modulo車両の順で、タイヤは両者ともYOKOHAMAアイスガード6を装着。空気圧は純正指定値で揃えられていた点も同様だ。
「ヴェゼルのAWD車には初めて乗りましたが、雪上でもとてもよく走るなと思いました。2台を乗り比べると、Moduloパーツ装着車両のほうが手応えがあるというか、運転している喜びが感じられると思います。雪上のスポーツカーという表現は言い過ぎかもしれませんが、ドライブは非常に非常に楽しかったです」
「普段はヴェゼル・ハイブリッドに乗っているので、今回は非常に楽しみにしていました。住んでいるのも会津なので、やはり雪道に強いAWD車を所有しています。今回は試乗時間が限られていたこともあり、Moduloサス装着による走りの違いを明確に感じるまでは至りませんでしたが、試乗以外の時間では開発者の方から製品に懸ける想いを直接聞けて、間違いない製品だと確信が持てました」
「ヴェゼルのベース車両は、外観から想像したとおりのコンパクトSUVらしいキビキビとした乗り味に感じました。今回の試乗路では、スタートしてすぐの雪上にコブがあったのですが、Moduloサス装着車はそこを乗り越えた瞬間に違いを感じました。揺すられる感覚がなかったのです。運転していた私だけでなく、同乗した息子たちも同じように感じていました」
「普段から国産SUVに乗っていて視点の高いポジションには慣れていますが、それでもヴェゼルの運転のしやすさには驚きました。ボディサイズもちょうどいい感じですね。ベース車両でも乗りやすいと感じましたが、Moduloサス装着車に乗り換えると、さらにその印象が強くなりました。異なる個性ではなく、同じ味をより伸ばしたように思えました」
次回は、土屋圭市氏がドライブしたS660 Modulo Xへの助手席同乗試乗の模様を紹介する。
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ステップワゴン・ハイブリッドModulo X
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/modulox/
体感試乗会参加レポートはこちら
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photo:Kiyoshi WADA 和田清志) text:Kentaro SABASHI(佐橋健太郎)
取材協力:ホンダアクセス(TEL:0120-663521) http://www.honda.co.jp/ACCESS/