【18SEMA】カーボン製パーツをフル装着した新型シビック・タイプR
カーボン製ボディパーツ・メーカーとして、多彩な製品ラインナップを誇る「SEIBON carbon」。アメリカに拠点を置くメーカーだが、その名前は日本のチューニング&カスタム業界でも広く知られているところ。そんなSEIBONは、新型シビック・タイプR(FK8)にも様々なカーボン製パーツを開発している。
展示されたシビック・タイプRのボディカラーはチャンピオンシップホワイトだが、その部分のほうが少なく思えるほどボディ各部をカーボン製素材に変更。ボンネットやフロントグリル、左右のフロントフェンダーをはじめ、前後左右のドア、テールゲート、サイドスカートなどの大物ボディパーツはすべて交換されている。
カーボン素材を使用したパーツの最大のメリットは、やはり軽量化だ。各製品の具体的な重量については明らかにされていないが、同社では純正品と比べてドライカーボン製は最大70%、ウェットカーボン製では最大50%の軽量化が可能と発表しており、その効果は絶大だ。
シビック・タイプRに装着された左右ドアやサイドスカート、テールゲート、リアスポイラーの中央部などは純正と同形状を採用しており、従来のスタイリングを崩すことなく軽量化を達成することができる。
また細かいところでは、リアフェンダー上に備わるホイールアーチプロテクターやルーフ上のヴォルテックスジェネレーターなどもカーボン製とされている。
カーボン製ボディパーツを身にまとったシビック・タイプRは、外観上の変化は決して大きくないものの、独特の迫力を感じさせる。サスペンションはEIBACH製ローダウンスプリング、エンジンはHONDATA製Flash Proおよび吸排気系パーツを装着といったライトチューン仕様だが、ベース車両の1390kgという車両重量がかなり軽量化されていることは容易に想像できるだけに、そのパフォーマンスが大いに気になるところだ。
(photo&text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)