アイオワ取材を終え、メキシコ伝統料理を初体験
ミネソタをベースとしてのアメリカツアー、とても快適です。最初の週末は東隣りのウィスコンシンへ走って行って、次の週末はニューヨークに飛んで行って、独立記念日の花火はミネアポリスのダウタウンで見物。結構な人が集まってました。
セントポールは経費節減のため、今年から花火ナシなんだとか。対岸の双子都市がやってくれるので、そっちにおんぶさせて頂きます……って、ちゃっかり過ぎの気も!?
ミネアポリスの場合は、大河ミシシッピの川面で打ち上げるワケだが、花火は午後9時開始……で15分という短さ。たったの15分間で終了ってのは意外だった。ま、そんぐらいで私は十分堪能できましたけど。子供連れにもちょうどいい長さだったようです。
先週末はミネソタの南のアイオワへ遠征。コーン畑が延々と続く景色の中を4時間ほど走り、着いたのはデ・モイン。なぜかフランス語読み。アイオワ最大の都市だけど人口は30万人にも満たない。名産のコーンは食用、飼料用だったのが、近頃はエタノールの原料として注目を浴びるようになってますね。
帰り道に寄ったアイオワのガソリンスタンドではE30とE85(ガソリンとの混合=数字がエタノールのパーセンテージ)が入れられるポンプを発見。値段を見たら、コレが意外に安くない。普及には時間がかかりそう。
ミネアポリスに戻り、この街のダイバーシティぶりをまた発見。冬は極寒なのにメキシカンも多く、メキシコ料理の代表的メニューのひとつ=タマレをメインとするファストフードの店があった! 『メルティング・ポット』とも呼ばれるアメリカの中でも、ミネアポリスは人種のるつぼ感、かなり高いかも。
双子都市セント・ポールにも同じ店が展開されてるという話。もしかしてタマレ・ファストフード店はこれがアメリカ初? 全米展開まで発展したら凄いんだけどね。
もちろん興味津々で入店。オーダーしたのはタマレ・プラッター。8ドルぐらいだった。チキンとポークを1本ずつ。ライスとビーンズがついてきた。ビーンズは黒いのと薄茶色の2種類から選べたので、あまりメキシカンでお目にかかったことがない、黒いほうを頼んでみた。
コーンをすり潰すか挽くかして作った生地で肉とか野菜とかを巻き、それをコーンかバナナの葉っぱに包み、蒸して作るのが『タマレ』。メキシカン料理を食べに行っても、どの店でも必ずあるってメニューじゃないため、これまで食べる機会がなかった。でも結構おいしい。
メキシコ国内でも、地域によってタマレは味に違いがあるんだとか。郷土それぞれの製法があるんだろうか。今後の探求のテーマにしよう。
(text:Hiko AMANO 天野雅彦)
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