人々の暮らしを豊かにしてきた「河」の存在とは
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今回はデルタ航空の直行便で日本からミネアポリス・セイントポールへ。今回のツアーはここミネソタからウィスコンシン、ニューヨークへ遠征し、ミネソタに戻ってアイオワへと南下、オンタリオ(カナダ)に行く前にはオハイオに移動……と、カナダ1州&アメリカ5州を訪れます。
ミネソタといえば、アメリカ最長の大河=ミシシッピ川の源流。セントルイス(ミズーリ州)を通ってニューオリンズ(ルイジアナ州)まで、北米大陸のど真ん中を縦断してメキシコ湾へと流れ込む、あの巨大な川の起点はミネアポリスの北西にあるイタスカ湖って結構小さな湖なんです。
ミネアポリスとセイントポールは、ミシシッピを挟んだ双子都市。空港の近くの橋を通りかかった際に「ロック(日本語だと閘門=こうもん)」なるものを発見しました。上流から下流へ、あるいはその逆も、水の高低差をなくして船を通行させるための施設です。
手前に見えるのがロックの水門。一番上のメインカットで見ると、上下流共に閉まっているのがわかるはず。つまり、この日に船が通ったということです。
それにしても、水がいっぱいになるのにはどのぐらいの時間がかかるのだろうか? 生まれて初めてこの目で実物を見ましたが、残念ながら稼働しているところの目撃はならず。今でも現役だって地元民は言ってますが……。見たかった〜。
「ロック」には水力発電所も併設されており、その巨大タービンが川沿いの遊歩道にモニュメントとして飾られていました。
さらに川沿いは市民の憩いの場となっていて、道沿いにサイクリスト用にツールとか空気入れが設置されてました。
(text:Hiko AMANO 天野雅彦)
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