【LA17】2018年シーズンはNSX GT3に大注目!
今年のロサンゼルス・オートショーで、アキュラ・ブースの主役を張ったのは3台のNSXだった。ヌーベルブルー・パールとバレンシアレッド・パールのNSXと、今シーズンに北米のピレリ・ワールドチャレンジシリーズなどを戦った純レースカーのNSX GT3だ。
これまでNSX GT3は、素材のカーボンそのままのマット(つや消し)仕様か、レースカーのカラーリングが施された車両を展示することがほとんどだったが、今回の車両はボディ表面にクリア塗装を施した仕様。タイヤはピレリPゼロを装着していた。
そのロサンゼルス・オートショーから2週間ほど前、11月11-12日にツインリンクもてぎで開催されたスーパーGT最終戦でも、ホンダ・ブース内にNSX GT3が展示されていた。
こちらはボディ表面はマット仕様で、アキュラのエンブレムがホンダに変更されている以外に違いは見られない。タイヤはヨコハマを装着している。
来シーズンよりデリバリーがスタートし、北米以外のレースにも参戦がスタートするNSX GT3。日本でもSUPER GT GT300クラスに、最大で4台の参戦が予想されるという話も聞かれるが、実際はどうなるだろうか。
ちなみに今回NSX GT3が展示されていたのは、ホンダアクセスのModulo純正アクセサリーが装着されたシビック・タイプRの隣。この配置にも意味がありそうな気がする…??
例年どおりであれば、ホンダのモータースポーツ体制発表は1月の東京オートサロンにて行われる。すでに元F1シリーズ・チャンピオンのジェンソン・バトンがGT500フル参戦を発表しており、2017年のドライバー・ラインナップが大きく変更されることは間違いなく、もしかしたらGT500ドライバーの誰かが、NSX GT3でGT300クラスを戦うということも?
2017年はGT500で2勝を挙げたものの、年間を通して苦しい戦いが続いたホンダ勢。来シーズンはGT500をNSX-GTで、GT300はNSX GT3で、ダブルチャンピオン獲得に期待したい!
(photo&text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)