【TAS25】毎年恒例、N-ONEオーナーズカップの年間表彰式が開催! 岩間浩一選手が通算4度目のチャンピオンを獲得🏆
もはや、東京オートサロンにおける恒例行事といっていいでしょう。2025年1月11日、「東京オートサロン2025」に出展しているホンダ/無限ブースにて、2024 N-ONE OWNER’S CUP(NOC)の年間表彰式が行われました。
日本を代表するカスタムカーの祭典「東京オートサロン」とあって、ホンダ/無限ブースは超満員! 大勢のギャラリーに見守られながら、「2024年N-ONE OWNER’S CUP 年間表彰式」がスタートしました。
SUPER GTやスーパーフォーミュラで会場実況を担当し、”NOC公式レースアナウンサー”でもある、ピエール北川さん、そして平山みゆきさんのふたりが今年も司会を担当しました。
もはや今さら…という感じもありますが、NOCについてあらためて紹介しておきましょう。2025年現在、日本国内では唯一となるナンバー付き軽自動車で争われるワンメイクレースがNOCです。レースが初めて開催されたのは2014年で、すでに11年目という歴史を持つカテゴリーです。
参加台数やドライバー数は年々増加の一途となっており、全10戦+FINAL戦で争われた2024年のNOCでは、なんと参戦したドライバーの総数はなんと250名を超えている(!!)そう。全国を転戦するNOCですが、シリーズ全戦参戦が義務付けられているわけではないため、自宅から近いところのみ参戦するということも可能です。
参戦可能な車両はもちろんN-ONEのみで、市販車両にロールケージや4点式シートベルト、牽引フックなどのレース用装備を装着することで参戦が可能となります。2012年に発売された初代モデル、そして2020年発売の2代目モデル、どちらでも参戦が可能で、戦闘力もほぼ互角。
NOCではセッティングやドライビングテクニックが重要となるため、いったんレース車両を製作してしまえば長く楽しめるという点も、多くのエントラントを集める理由といえそうです。
表彰式では、2024年のNOCシリーズランキングの上位6名が紹介され、1名ずつステージに登壇します。1〜6位に入賞したドライバーには豪華な副賞が用意されており、NOCのドライビングコーチを務めるレーシングドライバーの山野哲也選手からトロフィーと副賞の目録が渡されました。
1位 #38 岩間浩一 HCM☆SUPER☆N-ONE
2位 #21/329 川福健太 MCセレアDfa N-ONE
3位 #1 阿久津敏寿 DLヌヴォラーリWMN-ONE
4位 #31 櫻井颯一郎 セレディクスN-ONE
5位 #990 吉田祐太 FMR☆URBAN☆N-ONE
6位 #15/85 塚原和臣 ツカハラ N-ONE
2024年のシリーズチャンピオンに輝いた岩間浩一選手は、NOCの開催初年度から参戦しているベテランドライバー。ホンダ車のメンテナンスやチューニングなどを手がける「HCM sports garage」店長として、多くのホンダ車オーナーにとって頼れる存在であるいっぽう、NOCにおいても参戦ドライバーの車両制作やメンテナンス、現場サポートなど幅広く行っています。
NOCでは通算4度目のシリーズチャンピオンを獲得。表彰式では岩間選手をお祝いするべく、ライバルであるNOC参戦ドライバーの有志一同から、大型の日本酒がサプライズでプレゼントされるなど、暖かい空気に包まれました。
壇上で行われたインタビューでは、NOCという素晴らしいレースを企画立案してくれたホンダや、NOCの運営を担っているM-TEC(無限)への感謝の言葉が述べられました。NOCに参戦しているドライバーは、ライバルであると同時に「仲間」であること、だからパドックには和気あいあいとしたムードが漂い、それこそがNOCの魅力だと語られました。
その言葉を表すように、HCM sports garageはNOCの仲間とともに2024年シーズンのスーパー耐久シリーズ ST-2クラスに「HCM内野製作所FL5」を走らせて参戦。NOCではライバルとして戦う選手たちが、ドライバーやサポートメンバーとしてチームを結成、レース当日も大勢の仲間が応援に訪れる姿が見られていました。
2025年、NOCは12年目のシーズンを迎えます。すでに今年のレースカレンダーは発表されており、2024年と同じく全10戦+FINALで争われます。きっと2025年も多くのドライバーが参戦し大盛り上がりとなるだろうN-ONE OWNER’S CUP、開幕戦が待ち遠しいです。
(photo&text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)
https://www.n-one-owners-cup.jp