【SPOON】スプーンがスーパー耐久シリーズに帰ってくる! FL5型シビック タイプRでST2クラスにカムバックを発表
ホンダ車専門のアフターパーツメーカー「SPOON(スプーン)」は、2024年シーズンのスーパー耐久シリーズ ST2クラスへの参戦することを発表。同レースへの参戦は7年ぶりとなる。
1988年に創業されたスプーンは、ホンダ車によるレース活動とロードカー用チューニングパーツの開発・製造・販売を事業の両輪としてきた。1990年にNSXによるマカオグランプリ出場を果たすと、その後はシルバーストン24時間レース(イギリス)、ニュルブルクリンク24時間レース(ドイツ)、サンダーヒル25時間レース(アメリカ)といった海外のツーリングカーレースへも積極的に出場を重ねてきた。
同時に様々なホンダ車用チューニングパーツを開発・発売し、国内外のホンダファンにスプーン流のクルマの楽しみかたを提案。日本国内では1992年にN1耐久シリーズへの出場を開始し、その後は2017年でいったん参戦を取りやめるも、2024年シーズンは7年ぶりにスーパー耐久シリーズへ復帰することになる。
出場車両はホンダ・シビック タイプR(FL5型)で、参戦クラスは排気量2.4L~3.5Lの前輪駆動車にとって争われるST2クラスとなる。ドライバーには、サンダーヒル25時間レースにシビック タイプRで参戦経験のある山田英二選手と、走るラジオDJとして知られるピストン西沢選手の2名をレギュラーとして起用。
さらにホンダのドライバー育成プログラムと連携し、「フォーミュラドリームプロジェクト(HFDP)」の選手である小出 峻選手、三井優介選手の2名を交互にBドライバーとしてラインアップする予定となっている。
またスーパー耐久シリーズ第2戦の富士24時間レースは、モータースポーツへの参戦経験豊富な松井猛敏選手、中島保典選手を加えた6名体制となる。チーム代表はスプーンの代表取締役社長である甲斐琢也氏で、チーム監督の原 剛氏ほか、エンジニアやメンテナンスメカニックは同社スタッフが担当する。
「日本国内でのレース活動休止期間中にも、TEAM SPOONのカムバックを待望する声を国内外のファンの皆様から頂戴してきました。”サーキットに、トラックサイドに、スプーンがスプーンたる源泉がある” それは、当社創業者であり前代表の市嶋樹が唱え、以来当社すべてのスタッフが心に刻む不変のフィロソフィーです。7年間のブランクは決して軽いものではありませんが、ご支援くださる皆様のご期待に応えることができるようスタッフ一同、全力を尽くしてまいります。 またホンダレーシング(HRC)様にご協力をいただき、若く頼もしいドライバーをご紹介いただきました。彼らの若く優秀なタレントに刺激を受け、私たちも彼らに負けぬ進化と成長を目指していきたいと考えています」
チーム代表である甲斐琢也氏はこのように語り、3月31日(日)にスポーツランドSUGOで計画されているスーパー耐久シリーズ公式テストから、TEAM SPOONは参加する予定となっている。
TEAM SPOON 2024年スーパー耐久シリーズ 出場ドライバー
TEAM SPOONチーム体制
出場車両:ホンダ・シビック タイプR(FL5)
出場車両名 :SPOON CIVIC TYPE R(カーナンバー:95)
参戦クラス:ST2
チーム代表:甲斐琢也
チーム監督:原 剛
レース運営:株式会社スプーン/エンジニア、メカニック、スタッフは全員同社社員
2024 スーパー耐久シリーズ レーススケジュール
第1戦(4/20-21):スポーツランドSUGO
第2戦(5/24-25):富士スピードウェイ24時間
第3戦(7/27-28):オートポリス
第4戦(9/7-8):モビリティリゾートもてぎ
第5戦(9/28-29):鈴鹿サーキット
第6戦(10/26-27):岡山国際サーキット
第7戦(11/16-17):富士スピードウェイ
※ST-2クラスは第4戦モビリティリゾートもてぎがスキップ対象レースとなっている
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)