【北米仕様】2025年モデルとしてシビック ハイブリッドが新登場。RSに似たフロントマスクはスポーツマインドの証!?
2024年1月18日(現地時間)、ホンダの現地法人であるアメリカン ホンダ モーターは、2025年モデルのシビックに設定される「シビック セダン ハイブリッド」を初公開した。
新年を迎えたばかりなのに、もう来年の話!? と思われるかもしれないけれど、アメリカおよびカナダの北米市場では毎年9月ごろを境に翌年モデルが販売されることが通例となっている。そのため2025年モデルのシビック セダン ハイブリッドも、2024年夏以降に発売予定とのこと。
今回、写真が披露された北米仕様シビック ハイブリッドのボディ形状はセダンモデルだが、ハイブリッドはセダンだけでなくハッチバックにも設定される。
パワートレインは、「e:HEV」として日本国内市場にも導入されている2リッター4気筒+2モーターの改良版で、セダン/ハッチバックのボディ形状による仕様の違いはないようだ。ちなみに北米市場では、シビックだけでなくCR-Vやアコードも、e:HEV ではなく「ハイブリッド」のグレード名を掲げている。
パワートレインは従来のe:HEVの改良版だが、今回公開された北米仕様シビック セダン ハイブリッドは現行モデルとは異なるフロントマスクが与えられている。
そのデザインは、なんだかどこかで見覚えがあるような…と感じる人もいるだろう。2024年1月12日〜14日に開催された、東京オートサロン2024のホンダブースに展示された「シビック RS」のフロントマスクに酷似している。
シビックRSではグリル内にエンブレムが与えられてるものの、ロアグリルが新設され上下二分割タイプとなったフロントバンパーや、両サイドのインテーク風ダクトのデザイン処理も同様だ。
日本国内市場において、シビックRSの発売時期は2024年秋が予定されており、北米仕様シビック ハイブリッドの投入時期とも大きく離れてはいない。
現行FL型シビックは2021年に登場、翌2022年にはシビックe:HEVが発売されているが、ここまで車両価格の変更があったのみ。外装の変更を含めたマイナーチェンジなどは一度も行われていないため、ひょっとするとシビックRSの追加投入に合わせて、シビック全モデルで共通のフロントマスクへ一新…となるのかもしれない。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)