アキュラ「ARX-05」を今夏に公開
以前にも紹介していますが、2018年シーズンよりアキュラはチーム・ペンスキーとジョイントし、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの最高峰であるPクラスに参戦予定です。
Pクラスとは従来のLMP2マシンをベースに、各メーカーのオリジナルボディカウルやエンジンを搭載できるというDPi規定のマシンで争われるカテゴリー。2017年シーズンはキャデラックのほかマツダ、日産という日本の2メーカーも独自のマシンを開発して参戦しています。代表的なレースは、毎年1月にフロリダ州デイトナビーチで行われる「ロレックス24時間耐久レース」ですね。
このLMP2マシンは現在、オレカ、ダラーラ、オンローク(リジェ)、ライリーの4社が製造を行っていますが、アキュラの新型マシン『ARX-05』はオレカ07シャシーをベースに、アキュラのオリジナルボディカウルと3.5リッターV6ツインターボのAR35TTを搭載します。
そのARX-05のプロトタイプが、8月中旬にアメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ郊外で行われる伝統的なカーイベント「The Quail」や、ラグナセカ・レースウェイで行われる「Rolex Monterey Motorsports Reunion」、さらにペブルビーチの「Concours d’Elegance」で発表・展示されるとのこと。あわせてティザー映像も公開されています。
インディカー・シリーズではシボレー・ユーザーのトップチームであるチーム・ペンスキーですが、アキュラと組んで2台体制で走らせるARX-05のドライバーはまだ未発表。エリオ・カストロネベスやファンパブロ・モントーヤといったビッグネームの参戦もウワサされていますが、はたして…? マシンとともに、参戦体制の発表も楽しみですね。
(TEXT:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)