【ACURA】フルEVとして復活するアキュラ「ZDX」は、高級オーディオブランド「バング＆オルフセン」を標準搭載
2023年7月11日（現地時間）、ホンダが北米市場を中心に展開する高級車ブランドの「ACURA（アキュラ）」は、2024年モデルとして登場予定の新型ZDXについて、高級オーディオブランド「Bang&Olufsen（バング&オルフセン）」製プレミアムオーディオを搭載すると発表した。
ZDXの車体に合わせて開発されたプレミアムオーディオは、強力で洗練された臨場感あふれるリスニング体験を実現。そしてこのZDXをはじめとし、今後数年でACURAの全ラインナップにバング&オルフセン製プレミアムオーディオが搭載される予定とのこと。
アキュラが2024年モデルとして発売を予定しているZDXは、同ブランドとして初のフルEVだ。ホンダブランドから登場予定の「プロローグ」と車体の基本設計を共有する姉妹車となるが、すでに欧州や日本市場で販売されている「ホンダe」は北米市場に導入されていないため、現地におけるホンダ＆アキュラとして初めてのフルEVとなる。
前述のように、アキュラ・ZDXはホンダ・プロローグとの姉妹車だが、その車体設計はホンダとゼネラルモーターズ（GM）の提携効果を活かした共同開発だ。GMの新世代バッテリー「アルティウム」を搭載し、すでにテスト走行車両の写真が公開されている。テスト車両の表面に施されたラッピングにも記されているが、ZDXは標準モデルに加えて、スポーティグレードの「タイプS」も設定される。
2024年モデルのZDXおよびZDXタイプSに搭載される、Bang&Olufsen（バング&オルフセン）は、1925年にデンマークで誕生した高級オーディオブランド。カーオーディオにおいても、2005年より高級車メーカーを中心にパートナーシップを結び、アウディやアストンマーティン、ベントレー、ランボルギーニなどに搭載されている。
新型ZDXの詳細な発売時期に関してはまだ明らかになっていないが、ACURAブランドを展開するアメリカン ホンダ モーターでは、このEVモデルは従来のディーラーによる店頭販売ではなく、完全オンラインでの販売方式を採用するとみられている。車両のスペックや価格はもちろん、その販売方法にも注目が集まるモデルだ。
（text：Kentaro SABASHI 佐橋健太郎）