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新型シビック・タイプ Rは北米仕様がお買い得!?

いよいよ日本国内の発売に向けてカウントダウンとなっている新型シビック・タイプR。FK8の型式で呼ばれる新型タイプRは、先代モデルにあたるFK2型からキャリーオーバーとなるK20C型2リッター直噴ターボ・ユニットを発展させて搭載。過給エンジンを搭載するタイプRとしては2代目のモデルとなる。

FK8型タイプRのベースとなっている10代目シビックの特徴は、これまで北米/欧州と大きく2つに分かれていたシビックの車体設計を一本化し、基本的に世界共通モデルとしたこと。これもあって新型タイプRは、これまでシビック最大のマーケットながらタイプRにとって「未踏の地」だった北米市場においても販売されることになった。

北米のホンダ・ファンにとってはまさに待望の存在だったタイプRは、その価格設定も戦略的だ。北米市場における新型シビック・タイプRは6月14日より販売が開始されているが、価格は3万3900ドル(約380万円)から。ちなみに欧州市場でいうと、生産工場のあるイギリスでの価格はエントリーモデルで3万995ポンド(約460万円)となる。

細かい仕様に変更があるとは言え、北米仕様のプライスタグは魅力的。そして気になる日本仕様の価格だが、先代FK2の車両価格を考えても、イギリスでの価格に近いものになるのでは?という声が多い。もっとも北米仕様は306hp/6500rpm。日本仕様は単位表記が異なるが320ps/6500rpmであり、数値上は日本仕様のほうがパワフルに思える。(もちろんスピードリミッターが備わるけれど)

戦略的な価格設定がなされた北米市場では、はやくもシビック・タイプRの人気が沸騰中の様子。日本市場における反応はどうなるだろうか。車両価格を含めた正式発表、そして販売開始が楽しみだ。

なお日本仕様の新型シビック・タイプRおよび新型シビックの情報は、こちらの特設サイトで見ることができる。
www.honda.co.jp/CIVIC/new/

(TEXT:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)