5ナンバーセダンのグレイスが魅力アップ！
5ナンバーサイズのコンパクトなボディならではの扱いやすさと、優れた燃費性能を備えた小型セダン「グレイス（GRACE）」がマイナーチェンジ。安全運転支援システム「Honda SENSING（ホンダセンシング）」をタイプ別に設定したほか、外観も一部変更を受けた。
エクステリアでは、力強い印象のフロントグリルやインラインタイプのLEDヘッドライト（HYBRID LX/EXに標準装備）を採用したほか、前後のバンパーデザインを変更。よりスポーティで洗練されたフォルムとなった。ボディカラーは、全７色。新色としてブリリアントスポーティブルー・メタリックと、ルナシルバーメタリックが追加されている。
インテリアは全グレードでシート表皮を一新。フロントマップランプやルームランプにLEDを採用するなど、上質さに拘った装備となっている。またApple CarPlayに対応するなど、スマートフォンと連動した新機能を追加し、さらに便利になったHondaインターナビが用意されるとのこと。
パワートレインに変更はないが、ハイブリッドは燃費性能をさらに向上させ、34.8km／L（JC08モード)を達成。低燃費と走る楽しさを高次元で両立している。
すべてのモデルに4WDモデルが設定され、車両価格はNAエンジン搭載のLXが176万9040円〜198万5040円。人気の中心となるハイブリッド車は、197万9640円〜256万9320円。お買い得な価格設定も魅力のひとつだが、残念なのはMTモデルの設定が見送られたこと。
実はグレイスには自動車教習所向けの教習車もラインナップされており、こちらは1.5リッターNAとCVT＆5MTの2種類が存在。グレイスはもともとボリュームのあるスタイリングをしているだけに、大径ホイール＆タイヤとローダウンサスの装着で、スポーティセダンとしての魅力がもっと強調されると思うんだけど… 教習車に使われているのは5MTだけど、例えばフィットRSの6MTを換装した1.5リッターNAモデルが安価で用意されていれば、チューニングベースとして盛り上がるのかも。
（TEXT：Kentaro SABASHI 佐橋健太郎）