【動画】新型シビック・タイプR、世界初公開！ FF最速を追求した「究極のタイプR」は純ガソリン車のラストモデル!?

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2022年7月21日、ホンダは新型シビック・タイプR（FL5型）を世界初公開した。日本市場では2022年9月に発売予定となっている。

オンラインで実施したワールドプレミアでは、新型シビック・タイプRのエクステリア、およびインテリアのデザインを披露するとともに、ダイナミクス性能の進化点が公表された。

新型シビック・タイプRは、「Ultimate SPORT 2.0」をグランドコンセプトに掲げて開発された。先代のFK8型シビック・タイプRが「Ultimate SPORT」としていたのに対し、まさにバージョンアップ、さらに順当進化させたのが新型シビック・タイプRといえる。開発にあたっては、スポーツモデルの本質的価値である「速さ」と、ドライバーの心に訴えかける「ドライビングプレジャー」の両立を追求したという。

圧倒的な速さと美しさを兼ね備えたデザインを目指したというエクステリアは、現行FL1型シビックハッチバックをベースにワイドボディ化。ボリューム感のあるワイドフェンダーは、サイドパネルから美しく流れるような造形とするとともに、フロントからリアに抜ける空気の流れをコントロールすることで空力性能を向上させている。

ボディサイズはFK8型からひとまわり拡大、全高は15mmダウン

新型シビック・タイプRのボディサイズは、全長4595×全幅1890×全高1405mm（ホンダの社内計測値）。先代のFK8型と比較すると、全長で+40mm、全幅が+15mm、全高は-15mmとなる。ロー＆ワイドなパッケージを追求するとともに、広い水平視野角を持った視界とすることで、高い車速域においてもドライバーに情報がダイレクトに伝わることを目指したという。

ボディカラーは、タイプRシリーズの象徴でもあるチャンピオンシップホワイトのほか、フレームレッド、クリスタルブラック・パール、FK8後期型に設定され人気となったレーシングブルー・パール、そしてFK7やFL1に設定されたソニックグレー・パールが、シビック・タイプRとして初めて採用された。

インテリアは、シビック・タイプR伝統のブラック×レッドで構成されており、専用開発されたシートは全面にレッドカラーを採用。フロアカーペットと合わせ、フロントシートの乗員が、ドアを開けた瞬間に気持ちの高ぶりが感じられるような仕上がりとなっている。

インパネ周りは、ドライバーが運転に集中しやすいブラック基調。フロントシートは、サーキットでの限界走行時においても安心して身体を委ねられるよう多面体の3D形状で身体をサポートするとともに、摩擦係数の高いスエード調の表皮を採用することでコーナリングや急な加減速時などの高G状態での身体の滑りを低減している。

メーターのデザインには、通常の表示に加えて「＋Rモード」の専用デザインを新たに設定。サーキット走行などにおいては、ドライバーが必要な情報をいかに瞬間認知できるかを重視し、上部にはエンジン回転数やレブインジケーター、ギアポジションなどを配置した。

赤色のラインで区切られた下部分はマルチインフォメーションディスプレイとなっており、各種の車両情報をドライバーの任意で選択して表示することができる。レブインジケーターは、注視しなくても感覚的に認識できる点灯式を採用し、瞬間的に情報を視認でき、気持ちが高ぶるデザインとされた。

動力性能においては、タイプRの名称にふさわしい圧倒的な速さを追求するとともに、運転時におけるあらゆるフィーリングを磨き上げ、FF最速を目指す『Fastest（ファステスト）』、痛快なドライビングフィールで運転することに夢中になる『Addicted Feel（アディクテッド フィール）』、高速安定性と信頼感に満ちた『Secure Feel（セキュア フィール）』を狙いとした。

『Fastest』においては、これまでのシビック・タイプRを上回るパフォーマンスを目指し、FK8型からキャリーオーバーとなるK20C型2リッターVTECターボ・エンジンを大幅改良。より高出力・高レスポンスを極限まで追求している。

『Addicted Feel』は、速さだけでなく運転することに夢中になれるよう、思いどおりに操ることを目指したハンドリングを追求。足裏に吸いつくようなスロットルワークによるドライバビリティを磨き上げるとともに、6速MTの操作感とレブマッチシステムを進化させることで痛快なドライビングフィールを実現した。

『Secure Feel』では、さらなる空力面の進化を図り、前後バランスに優れたダウンフォースの発生と、空気抵抗の低減を両立。さらに軽量かつ高剛性のボディにより、高速走行時における高い安定性を実現した。

そのほか、リアルタイムにクルマの機械的な運動情報や自分自身の運転操作による車両の挙動などを知ることのできる『Honda LogR（ホンダ ログアール）』を標準装備。スマートフォンとの連携も可能となっており、ドライビングスキルの向上や走行映像のシェアなど、走行後も様々な楽しみかたができる。

（text：Honda Style Web）

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