【限定50台】F1チャンピオンも絶賛!? ホンダ初の量産EV「Honda e」に特別仕様車リミテッドエディションが登場
2022年7月4日、ホンダはフルEVの「Honda e」に50台限定のリミテッドエディションを設定し、欧州市場に投入すると発表した。そのプロモーション用写真には、2021年のF1ワールドチャンピオンであり、2022年もレッドブル・レーシングから参戦するマックス・フェルスタッペン選手が登場している。
2020年に発売が開始された「Honda e」は、ホンダにとって初となる量産EV(電気自動車)だ。都市部における使い勝手の良さを重視し、リアにモーターを配置し後輪を駆動するRRレイアウトは、従来のEVとは異なるアプローチとして話題となった。
そんな「Honda e」は、日本国内と欧州市場に導入されているが、年間販売目標台数は日本国内が1000台に対して、欧州市場は1万台と大きな隔たりがある。もちろん地域全体での目標台数ではあるけれど、「Honda e」が想定しているメインマーケットが欧州であることは明らかだ。
そんな「Honda e」に、デビューいらい初めてとなる特別仕様車が設定される。車両名もズバリ直球のLimited Edition(リミテッドエディション)は、上位グレードのAdvanceをベースとした特別仕様車で、欧州市場に50台限定で導入予定だ。
ボディカラーは専用色のプレミアムクリスタルレッドに、ブラックのルーフを組み合わせた2トーンで、車体前後のエンブレムや17インチホイールもブラック塗装とされ高級感を演出している。
イメージビジュアルには、レッドブル・レーシングからF1に参戦するマックス・フェルスタッペンが登場。パワートレイン・サプライヤーとしては、すでにF1から撤退しているホンダではあるが、2022年もレッドブルとのパートナーシップは続いており、多くの技術協力がなされていることはご存知のとおり。
そしてマックス・フェルスタッペン選手は、2022年のイタリアGP前にこの「Honda e リミテッドエディション」のテストドライブを行ったそう。2021年のF1ワールドチャンピオンは、Honda e 独特の目を引く外観と、フルEVならではの加速性能に感銘を受け、歴史を感じさせる村のタイトで曲がりくねった道を駆け抜けたという。
「Honda e リミテッドエディションは、シンプルに素敵だ。ファンキーな印象のボディはコンパクトながら素晴らしいデザインで、運転するのも楽しい。非常に優れたアーバン(都市型)EVと言えるよ」というコメントを残している。
Honda e リミテッドエディションの車両価格は、英国で3万8120ポンド(約616万円)からとなっている。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)