近未来を描く映画にホンダ車が登場
人気漫画の「攻殻機動隊」を題材とし、ハリウッドで実写映画化された作品が『GHOST IN THE SHELL(ゴースト・イン・ザ・シェル)』だ。この春に北米および日本でも公開されるこの映画には、様々なオリジナルデザインのオートバイが登場するが、そのヒーロバイクのベースとして、ホンダは「NM4」を提供。劇中ではスクリーン内を狭しと走りまわる。
2014年4月に発売されたNM4は、「近未来」と「COOL」をテーマとして開発された大型オートバイ。745ccの並列ツインを搭載するコミューターで、トランスミッションにはDCTを採用。完全に自動変速を行うATモードのほか、ライダーが任意でシフトチェンジできるMTモードを選択できる。最高出力は54PS/6250rpm、最大トルクは6.9kg-m/4750rpmを発揮。
このNM4のコンセプトとスタイリングが、『GHOST IN THE SHELL』の世界観にマッチしたことから車両提供が実現。さらにホンダは車両の新たなデザインスケッチについても提供し、映画制作スタッフがそのスケッチをもとに車両を製作。主人公が乗車するヒーローバイクとして使用された。劇中で描かれる近未来の世界を、より魅力的で現実味あるものにしている。
この劇中で使用されているNM4をベースとしたヒーローバイクは、【第33回大阪モーターサイクルショー2017】［3月18日(土)〜20日(月・祝)］、【第44回東京モーターサイクルショー】［3月24日(金)〜26日(日)］での展示が予定されているそう。
映画『GHOST IN THE SHELL』は、3月31日に北米で公開され、日本では4月7日公開予定。放映スケジュールなど詳細は、公式サイトを参照のこと。
（text：Kentaro SABASHI 佐橋健太郎）