【GT500】2022年のSUPER GTがいよいよ開幕! Modulo NSX-GTは予選11番手から決勝レースに挑む
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2022 SUPER GT 第1戦(岡山国際サーキット)
#64 Modulo NSX-GT
予選:11位
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桜の満開情報が本州のほとんどを北上し、全国的に春の訪れを感じさせる4月。いよいよ国内モータースポーツシーンも本格的に開幕を迎え、2022年のSUPER GTシリーズ開幕戦が岡山国際サーキットにて開催された。
昨年は最終戦で惜しくもシリーズチャンピオンを逃すこととなったホンダ勢だが、2022年のNSX-GTは「NSXタイプS」をベースとしたエアロパーツへとフロントまわりのデザインを変更。今シーズンも5台のNSX-GTが参戦するが、いずれも2022年仕様を使用。
ドライバーラインナップは17号車を除いて変更なく、64号車Modulo NSX-GTを走らせるModulo NAKAJIMA RACINGは、伊沢拓也選手と大津弘樹選手というコンビで3年目のシーズンを迎えることとなった。
2022年最初の走行セッションは、4月16日(土)午前に開催された公式練習。朝から晴天に恵まれたものの、気温・路面温度とも上がらず、上着が欠かせない天候となった。そんななか64号車はマシンバランスに苦しみ、タイムは1分19秒375と15番手に留まった。
お昼を挟んで開催された予選も、気温の上昇はほとんど見られず、寒空の下で行われた。GT300クラスの予選Q1にて赤旗中断が発生したため、GT500の予選は14時46分にスタート。64号車Modulo NSX-GTは大津弘樹選手がQ1を担当し、公式練習のタイムを大幅に縮める1分17秒724というタイムをマークした。
64号車Modulo NSX-GTのタイムは11番手で惜しくもQ1敗退となったが、10番手だった8号車ARTA NSX-GTのタイムは1分17秒717。わずか0.007秒という僅差でQ2進出を逃す結果となったが、翌日の決勝に向けて確かな手応えも感じられる結果となった。
中嶋 悟総監督コメント
「開幕戦から厳しいポジション争いでした。なんとかQ2へ進めるかと思っていましたが、惜しくも僅差でノックアウトされました。いい要素をしっかり出して明日の決勝はチームで協力して上位に喰い込んでいきたいです」
伊沢拓也選手コメント
「2022シーズンが開幕しました。開幕戦の予選は残念ながらQ1で敗退してしまいましたが、午前中の公式練習と比べると、予選でのクルマのパフォーマンスは良くなっていたようなので、このまま調子を上げて決勝レースに臨みたいです。明日は後方からのスタートになりますが、着実に走り少しでも多くのポイント獲得を 持ち帰れるように頑張ります」
大津弘樹選手コメント
「公式練習のときは、予選に向けて Q1突破もだいぶ厳しいかもしれないという感触だったのですが、本番では思っていた以上のグリップを感じ、周りと戦える手応えを得ることができました。その分、僅差で Q1を突破できなかったのは残念ですし、伊沢選手にバトンを渡せなかったのも申し訳なく感じていますが、今日1日としては上向きで終えることができたと思います。明日はまたコンディションも変わると思いますし、レースは何があるかわからないですから、まずはポイント獲得を目指して、ベストを尽くします」
2022 SUPER GT第1戦(岡山)の決勝レースは、14時より82周で行われる。
(text:Honda Style Web)