【GT500】2022年SUPER GT開幕直前!「NSX Type S」ベースの新型NSX-GTでチャンピオンを目指す【Modulo】
2022年3月26日(土)~ 27日(日)、静岡県・富士スピードウェイにて「2022 SUPER GT 富士公式テスト」が開催された。
4月16〜17日に岡山国際サーキットで開幕戦を迎えるSUPER GTシリーズにとって、開幕前最後となる公式テストにはGT500クラスに参戦する3メーカー・全15台のマシンすべてが参加。来場したファンにモータースポーツシーズンの到来を感じさせてくれた。
2022年のSUPER GTは、ホンダ陣営はベース車両を「NSXタイプS」へと変更することでNSX-GTのエアロパーツを一新。また日産陣営がベース車両をフェアレディZへ変更するなど、戦力バランスが大きく変わることが予想される。
しかし2日間のテストは、走行時間のほとんどがウェットコンディションとなったうえ、各チームそれぞれが独自のプログラムで走行テストに臨んでいることもあり、ベストラップの違いがそのまま戦闘力の差ということはないだろう。
とはいえエアロパーツを一新した2022年仕様のNSX-GTは、元来の長所であった空力性能をさらに向上させるととともに安定感を両立させている模様で、安定して走行を重ねていた。
ホンダスタイルwebでは、2022年シーズンも64号車Modulo NSX-GTを全力応援! そこで富士スピードウェイでの公式テストにおける64号車の写真から、今年のNSX-GTを紹介していこう。
まず大きく違いを感じるのがフロントマスクで、これは前述のようにベース車両がNSXタイプSに変更されたため。世界限定350台(日本割り当ては30台)で販売されたNSXタイプSは、前後バンパーをはじめエアロパーツの形状を変更、パワートレインや駆動システムに至るまで大きく進化を遂げているが、NSX-GTのバンパー形状も同様の変更が与えられた。
フロントバンパーの開口部は、NSXが北米市場で展開されるアキュラの「ダイヤモンド・ペンタゴン・グリル」を連想させる五角形形状となった。フロントのHマークも傾斜がを見るかぎり、ノーズ部分も伸ばされている模様。またフロントフード中央にもインテーク用と思われるダクトが追加されている。
64号車Modulo NSX-GTの使用タイヤはDUNLOPで変わらず。昨年と同様、ホンダ陣営では64号車と16号車がDUNLOP製タイヤを装着する。組み合わせるホイールは64号車だけの専用品で、ホンダアクセスとENKEIが共同開発したものを使用する。
ドライバー・ラインナップは伊沢拓也選手と大津弘樹選手で変わらず、ふたりのコンビは2020年から数えて3年目となる。初年度の2020年には2位表彰台も獲得しているだけに、2022年こそ同体制での初優勝を期待したいところだ。
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2022 SUPER GT スケジュール
Rd.1(4/16-17):岡山国際サーキット
Rd.2(5/3-4):富士スピードウェイ
Rd.3(5/28-29):鈴鹿サーキット
Rd.4(8/6-7):富士スピードウェイ
Rd.5(8/27-28):鈴鹿サーキット
Rd.6(9/17-18):スポーツランドSUGO
Rd.7(10/1-2):オートポリス
Rd.8(11/5-6):モビリティリゾートもてぎ
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(text:Honda Style web)