【愛車日記】S2000のエンジンルームに溜まった汚れを徹底洗車! ヘッドカバー交換でオーバーホール気分【AP2】
「令和仕様のS2000」を目指し、各部リフレッシュ作業を進めてきた愛車S2000[AP2]。前回はもうちょっとローダウンを施すべく、20th AnniversaryサスペンションにSPOON製プログレッシブスプリングを組みあわせましたが、約800kmを走ってだいぶ馴染んできた印象。ちなみに街中での減衰力設定は「2」がちょうどいい感じです。
ところで、クルマ好きのカタチには様々なスタイルがありますが、洗車が嫌いという人は少ないハズ。愛車がキレイになるとやっぱり気持ちがいいですし、外観がキレイなるとクルマも喜んでいるような気分になりますよね。日に日に春が近づくこの時期、ちょっと洗車をサボると花粉や黄砂がうっすらと積もってしまうから、愛車はマメに洗ってあげたいものです。
愛車のS2000は、購入してから約15年間ほとんど青空駐車ですが、洗車だけは間隔を開けすぎずに行っているほか、以前のコーティング作業の効果もあり、キレイな状態を保っています(と自分では思っている笑)。
けれど自分ではナカナカ手を出しづらく、すごく気になっているのがエンジンルームの汚れっぷり。普段からハーフタイプのボディカバーはかけているものの、車体の隙間やシャシー裏側から巻き上げられるホコリなどで、エンジンルーム内は汚れが堆積しています。
ウェスで拭こうにも手が入らない部分が多いし、かといって高圧洗浄機などで放水するのも不安がある…。そこで「HCMスポーツガレージ」へ取材のため訪れた際、エンジンルームを洗浄する際に注意すべきポイントを伺うと同時に、ヘッドカバー&イグニッションコイルカバーを交換してみました!
いきなり結論から言うと、エンジン本体をはじめ様々な機器が収まるエンジンルームですが、神経質になりすぎる必要はないとのこと。というのもエンジンルーム内は想像以上に風雨にさらされる箇所であり、そのため純正配線は防水性も考慮した設計となっているからです。
それでも気になる場合は、バッテリー周辺やコネクター類など電気まわりへの放水に気をつけたほうがいいくらい。高圧洗浄機の「勢い」には注意が必要なものの、濡れることでトラブルに繋がるケースは決して多くないんだとか。
ただしアーシングをはじめ、社外製品を装着している場合は注意が必要。バッテリー端子やコネクター類などをビニールで覆っておくと良いそうです。
生産終了から10年以上が経過しているS2000ですが、今のところ純正部品について大きな欠品はないものの、部品番号が統合されるパーツも増えてきています。AP1初期モデル用のプラグカバーはすでに絶版だとか。
そこで気になって調べてみたら、ヘッドカバーとAP2用プラグカバーは残り40個。しかし今後は純正部品の価格改定(上昇)も予想されるため、思いきってヘッドカバー(2万3100円)とイグニッションコイルカバー(9460円)、そしてパッキンセット(3894円)を購入して新品へ交換することにしました!
洗浄後のサッパリとしたエンジンルームで、ヘッドカバーを外すと、VTEC機構の心臓部?が見えてきます。もうすぐ13万キロを迎える我が愛車ですが、ヘッド周りの状態は良さそうな感じ。
そして新品カバーへと交換したのが、いちばん上のメイン写真です。積年の汚れとともにヘッドカバー&プラグカバーを新品交換したら、なんだかエンジンをオーバーホールしたみたいな美しさ! 心なしか回転上昇もスムーズになったような気がします。
あまりにもキレイになったので、嬉しくなってもう一度載せてみます。ボンネットを閉めてしまえばもちろん見えなくなってしまうのですが、オーナーとしては非常に満足度というか、コストパフォーマンスの高いリフレッシュだと思います。
そして取り外したヘッドカバーは、純正塗装を落としてオリジナルカラーに塗ってみようかな? と思案中。全国のホンダ系ショップがすでにそれぞれのイメージカラーを持っているから、重複しないように考えると、ボディ同色のバミューダブルーパールが無難かな? あるいは2輪イメージのトリコロールとかレプソル風、カモフラ柄なんかできたら面白いかも!
(photo:Yukio YOSHIMI 吉見幸夫、text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)