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【SPOON】現行N-ONE&N-BOXオーナー必見! ハンドリング性能を向上させるボディ補強パーツが新登場

ホンダ車のチューニングパーツメーカーとして、日本国内だけでなく世界中に多くのファンを持つSPOON。そのSPOONが、新世代K-Sportsとして、その可能性を強く感じているのが現行N-ONE(JG3/4)だという。すでに吸排気系パーツやHONDATAによるECUチューンがリリースされているが、新たにボディ裏側からサブフレームを補強する「スティッフプレート フロント」が発売された。

フロントのサブフレームを合計6箇所で締結するスティッフプレート。「線」で補強するタワーバーやフロアバーなどと違い、ねじれやしなりといった複数方向からの入力に対して剛性を発揮する。装着後はコーナリング時の応答性が向上するという

SPOONでは、現行N-ONEを「新世代Kスポーツ」と捉え、サーキットやストリート、ワインディングロードなど様々なシーンでパーツ開発テストを行っている。走行ペースを上げていくと、ステアリング操作に対する応答性の低下やブレーキング時の不安定さが現れてくる点がJG3型N-ONEの課題とのことだが、それを改善してくれるのが、この「スティッフプレート フロント」である。

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ボディ外板の多くを先代モデルからキャリーオーバーしている現行N-ONE(JG3/4)だが、エンジンはS07B型に換装され電磁式パーキングブレーキを採用するなど、車両は大きく進化している。SPOONでは吸排気系パーツのほかHONDATAのチューニングECUもラインナップする

ボディ補強といえばタワーバーやフロアバーが一般的だが、走行中の車両には多方向から入力がある。それらすべての曲がりやねじれを抑制するには、バーによる「線」の補強ではなく、「面」でのサポートが不可欠となる。

このスティッフプレート フロントは、複数の取り付けポイントを面で補強するため、車両重量増を抑えつつ様々な角度からの入力に対するボディ補強を実現。シャシーの曲げやねじり剛性を、飛躍的に向上させることができる。

面での補強パーツでありながら重量増をできるだけ抑えるべく、パーツ各所には肉抜きを実施。そのカット部分のデザイン性も高い。装着後はステアリングの応答性がアップするため、長距離運転における疲労低下の効果もありそうだ

今回、発売が開始されたN-ONE(JG3/4)用のスティッフプレートは、強度の必要な箇所にトラス形状を施して効率的に強度を確保。横方向の耐荷重を、ノーマルに比べて2トン以上も高めることに成功しているという。

素材には2.0ミリ厚のJSC780超ハイテン材が使用され、表面には純正同等のカチオン処理を実施。装着はもちろんボルトオンで、装着後もまるで純正のようなフィッティングだ。

装着後は最低地上高が約10mm下がることになるが、よほどローダウンしていない限り、実用上におけるデメリットは存在しないだろう。

計6箇所でサブフレームに締結されるスティッフプレートは、フロントまわりのシャシー剛性を高めるとともに、よりしなやかな脚の動きを実現。ステアリング操作に対して一呼吸のタイムラグがあるような操縦性をリニアなハンドリングに近づけ、普通車以上にしっとりしたハンドリングを実現してくれる。

S660やFKシビックに設定され、人気アイテムとなっているスティッフプレート。装着した様子が外から見えず決して派手なモディファイではないが、その効果は抜群。SPOONのロゴが型抜きされている点もオシャレだ

このスティッフプレートは、現行N-ONE(JG3/4)であればCVT/6MT問わず全車に装着が可能。さらに現行N-BOX(JF3/4)にも対応している。

現在は他の現行Nシリーズ各車への装着確認を行っており、確認がとれしだい車種設定を増やしていくとのこと。現行N-ONEやN-BOXオーナーなら、ぜひ試してみたいパーツだ。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)