【FREED Modulo X】欧州スーパースポーツにも採用された高性能エンジンオイルで、走りの質感が大幅アップ!!
エンジンオイルはクルマの血液なんて例えられる話もあるくらい、オイル交換・管理はメンテナンスの基本のキ。でもそんな初歩的なことすら失念してしまうほど、多忙にまかせてフリード君に構ってあげられていませんでした。
しかし先日、GOODYEARのミニバン用タイヤ「RVF02」に履き替えたら、Modulo Xらしい「四輪で舵を切る」走りが復活! 3列シートミニバンとは思えない上質なハンドリングと、長距離運転でも疲れない凹凸のいなしっぷりが戻ってきました。
あらためてメンテナンスの重要性を再確認したところで、N-ONE Modulo Xで好感触だったエンジンオイルに交換したら、驚くほどエンジンフィールが向上したのです。
オイル交換でこれほど変化するとは
順調に走行距離を伸ばし、累計5万3000キロを突破したフリードModulo X。自動車雑誌の編集という仕事をしていると様々なクルマに乗る機会がありますが、試乗を終えてフリードModulo Xの運転席に座って帰路に着くと、思わず「やっぱりキモチいいなあ」と独り言を呟いてしまうことも少なくありません。
そんなフリード君ですが、じつは走行5万キロを超えたあたりからエンジンルームからのメカニカルノイズがやや大きくなったかな…?という印象を抱いていました。ほぼ毎日、西へ東へと走り回っているから仕方がないかもねと思いつつ、そういえばエンジンオイルをしばらく交換していない…かも。もしかしてこれが原因か!?
というわけでエンジンオイル交換を決意したものの、いったいどんな銘柄が良いのでしょうか。ちなみにModulo Xを含め、フリードのメーカー推奨オイルはホンダ純正ULTRAシリーズ。粘度は0W-20となっています。
以前、N-ONE OWNER’S CUPに出場している384号車N-ONE Modulo Xに使用したTOTAL製『QUARTZ INEO DYNAMICS』の粘度がちょうど0W-20。交換後のエンジンフィーリングは非常に軽快で走行時の印象も良く、軽くスムーズに回ることに感動したため、フリード君にも使用してみることにしました。
この『QUARTZ INEO DYNAMICS』は、強靭な油膜により低フリクションを両立させた超高性能オイル。アストンマーチンのV12ツインターボエンジンに純正採用されているという触れ込みも、なんだか凄みを感じさせます。
今回、フリード君はオイルフィルターも一新して交換。サラサラの新しい血液(オイル)に交換して、心臓部であるエンジンがどう変化・進化するのか楽しみです。
交換後にさっそく試乗へ向かおうとすると、まず気づかされるのはアイドリング音の変化。クルマに乗り込む前から、エンジン音が明らかに静かになっています。ルルルル…と、気持ちよく歌っているかのようなリズムです。
そして走り出してみると、あらゆる抵抗が減り、スムーズさが増していることは明らか。右足にスッと軽く力を込めるだけで、気持ちよく前に進んでくれます。これなら燃費の向上にも効果がありそうで、今後の走りに期待です!
N-ONE OWNER’S CUP出場車でも愛用中
前述のように、2021年は384号車N-ONE Modulo Xにも『QUARTZ INEO DYNAMICS』を使用していました。N-ONEのターボエンジン搭載車の純正指定と同じ0W-20で、夏場のサーキット走行でもエンジンの吹け上がりは軽やかで印象は最高! 2022年も使用してみたいと思っています。
(photo&text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)
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