【新型シビック・タイプR】2022年の正式発表に向けて開発は最終段階!? 鈴鹿サーキットでの走行テスト風景が公開
2022年にも市販モデルの発表がウワサされている新型シビック・タイプR。その開発は最終段階を迎えているようで、本田技研工業は2021年12月13日、鈴鹿サーキットにおいて走行テストを行っていると思われる写真たちを公式SNSに投稿した。
走行車両は、以前にも公開されている5ドアハッチバック・ボディ。開口部の大きなフロントバンパーや前後のワイドフェンダー、大型リアスポイラーといった装備は従来型FK8と同様だ。
ボディ表面にはラッピングが施されており、詳細なデザインを窺うことはできないが、このラッピング模様には歴代タイプRのシルエットが描かれている点は、開発メンバーの遊び心や歴代タイプRへの想いを感じさせる部分だ。
そのほか走行テスト風景の写真には、2020年モデルのFK8型シビック・タイプRの姿も見えており、積極的に比較走行を行っていると思われる。またコックピットに収まるドライバーには、FK8型タイプRで開発責任者(LPL)を務めた柿沼秀樹氏の姿も見える。
柿沼氏を含むホンダ有志メンバーは、2021年シーズンもスーパー耐久シリーズにFK8型シビック・タイプRで参戦しており、モータースポーツの最前線で得られた知見も新型タイプRの開発に活かされているといえそうだ。
ベースとなるFL1型シビックのシャシーは、FK型に比べてロングホイールベース化およびリアトレッドの拡大が行われており、コーナリング時の安定性向上に貢献している。この新設計シャシーをベースに仕立て上げられる新型シビック・タイプR、そのデビューが待ち遠しい。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)