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【GT500】超激戦となった第7戦予選、64号車Modulo NSX-GTは惜しくもQ1敗退。後方から上位進出を狙う

2021年シーズンのSUPER GTもいよいよ残り2戦。これまで各チームに課せられていた、獲得シリーズポイントに比例して搭載されるサクセスウェイトが第7戦では半減、第8戦ではすべて下ろされるということもあり、性能差の拮抗したマシンによる熾烈な戦いが期待された。

公式練習と予選が行われた11月6日(土)の天候は晴れ。午前中からたっぷりとした日差しに恵まれ、上着を脱ぐ観客の姿も見えるほど。午前中に行われた公式練習では、64号車Modulo NSX-GTは5番手タイムを記録するなど好調さを予感させた。

やがてGT500の予選Q1がスタートすると、64号車Modulo NSX-GTは伊沢拓也選手がコックピットに収まる。伊沢選手は1分37秒194をマークし、11番手。このQ1ではトップから15番手までの差が1秒以内という大混戦。わずか0.742秒のあいだに15台がひしめく熾烈な予選Q1となり、残念ながら64号車はQ2へ進出することができなかった。

なお決勝レースのスターティンググリッドは、64号車はこれまでのペナルティポイントの累積により5グリッド降格となっているため、15番手からのスタートとなる。


中嶋 悟総監督コメント
「Q2の常連になりつつありましたが、今日の予選は厳しい結果となりました。グリッド降格が決まっているため、明日は最後尾からのスタートになりますが、諦めずに追い上げるレースをして、いいかたちで最終戦を迎えたいと思っています」


伊沢拓也選手コメント
「午前中の公式練習の内容から、予選にはクルマのセッティングを変えて臨んだところ、いい感触でアタックできました。ただ、このサーキットではよくあることですが、非常にタイムが僅差の争いになり、残念ながら Q1を突破することができませんでした。走った感触としてはポジティブですが、順位は残念でした」

「明日は最後尾スタートになるので、やれることはそれほど多くないかもしれませんが、最終戦につながる内容にできるよう、いろいろなトライを考えています。明日も頑張ります」


大津弘樹選手コメント
「公式練習では僕の走りはじめのタイムがしばらく上位に並んでいたりもしたので、それほどクルマの調子も悪くないと思いました。さらに予選で上位に行くためには、まだまだ改善できそうだと感じていました。僕がグリッド降格のペナルティを受けているため、明日の決勝は最後尾からのスタートになってしまいチームに申し訳なく思っています」

「ここから今までと違ったアプローチにもトライして、たくさんのものを得たいと思いますし、ひとつでも前のポジションを、ポイント獲得を目指して追い上げていきたいです」

(text:Honda Style magazine)