【BIKE】爆発的ヒットの予感が漂いまくり!! ホンダの新世代シングルスポーツ「GB350」がついに登場【単気筒】
ホンダは、空冷4ストローク単気筒OHCエンジンを搭載した新世代のシングルスポーツ「GB350」を、2021年4月22日より日本国内市場に導入すると発表した。そしてGB350をベースにしたカスタムモデル「GB350S」も、2021年7月15日より発売が開始される。
次号ホンダスタイルでは、このGB350の魅力についてたっぷりと紹介するが、まずはGB350の魅力的な外観デザインを紹介していこう。
GB350は、「日常から遠出まで～The Honda Basic Roadster」をコンセプトに、日常的な扱いやすさはもとより、未体験の道や景色と出会うツーリングでの感動まで、ライダーの経験やスキルを問わず、「自由」であることの楽しさや豊かな体験を提供するモーターサイクルを目指し、車体、パワーユニットともに新設計したロードスポーツモデル。
スタイリングはいかにも「オートバイ」といったシンプルなフォルムながら、LEDヘッドライトやコンビタイプのメーターなど、トラディショナルとモダンをバランスよく融合している。
フューエルタンクをはじめ、スチール製の前後フェンダーやサイドカバーなどの深く絞られた形状と、クランクケースカバーやシリンダーヘッドなどの高品位な造りがもたらす、落ち着きと抑揚が調和したスタイルを実現した。
GB350のカラーリングは全3色で、シンプルで落ち着いた印象のマットジーンズブルーメタリック、上質感を追求したキャンディークロモスフィアレッド、力強さを感じさせるマットパールモリオンブラックとなる。
エンジンは、新開発となる349cc空冷単気筒。ボア70mm×ストローク90.5mmというロングストローク設計で、力強いトルク感と味わいのあるフィーリングを実現。エンジンの外観も、シリンダー部分を直立させ存在感を強調したものとなっている。もっとも外観こそクラシカルだが、燃料供給はインジェクション「PGM-FI」によって行われ最新の排ガス規制もクリアするなど最新式だ。
またエンジン特性についても、ワイドレシオのトランスミッションや、質量の大きなフライホイールの採用など、一回ごとの燃焼まで感じられるような明確な鼓動感が強調された。エンジン始動はセル式となる。
そして外観やエンジン形式はヒストリックモデルを連想させるが、ライダーをサポートする電子制御技術もフル装備。路面状況に応じてエンジントルクを制御するホンダ セレクタブル トルク コントロール（HSTC）を採用したほか、前後ABSも備わる。
車体は、スチールのしなやかさを引き出しながら、縦、横、ねじれ剛性をバランスさせたセミダブルクレードル形式のフレームを採用。ライダーとモーターサイクルの一体感を見据えたライディングポジションとあいまって、取り回しやすくゆったりとした操縦フィールを追求している。
GB350には豊富な純正アクセサリーも用意されている。これら純正アクセサリーの魅力は別記事にて紹介する
GB350の車両価格は55万円。豊富なオプションパーツも用意されているが、アフターマーケットパーツも数多く流通しそうで、カスタムベースとしても注目の存在となりそうだ。
（text：Kentaro SABASHI 佐橋健太郎）