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【新型GROM】ゴールドのFフォーク&ホイール装備のSPも存在!! 北米仕様の新型グロムは魅力たっぷり【設定希望】

2021年3月25日、日本国内市場おいて新型GROM(グロム)の発売が開始された。GROMとは、2013年から国内販売が開始された125ccクラスの小型自動二輪車である。

エンジンの正式な排気量は124ccで、シリンダーに80度の前傾角が与えられたスーパーカブ系ユニットを、若々しいイメージのスタイリッシュなボディに搭載する。

2021年3月25日より発売が開始されたホンダGROM(日本仕様)。価格は38万5000円

今回、発表された新型GROMは2代目モデルで、スタイリングはキープコンセプトながら各部を一新。さらにエンジンもロングストローク化され5速ミッションを採用するなど、大幅に魅力をアップさせている。

…のだが、グレードは1種類でボディカラーは2色のみと、ラインナップはちょっと寂しい。

しかし海の向こうアメリカでは、とても魅力的なモデルが存在するのだ。

ホンダGROM(北米仕様)ボディカラーはクイーンビー・イエロー

アメリカ仕様のGROMも、基本的なメカニズムや外観デザインについては変わらない。日本仕様と異なるのは、カラーリングや脚まわりの装備についてとなっている。

ラインナップは3種類で、標準モデルとなる「GROM(ABS無し)」と、フロントのみABSを装備する「GROM ABS」、そして標準モデルをベースした「GROM SP」となる。

GROM SPはゴールドのアウターチューブを持つフロントフォークと、ゴールドのホイールを標準装備する

注目はやはり「GROM SP」で、外観ではパールホワイトをベースにレッドとブルーのラインを配した、ホンダ伝統のトリコロール(アメリカの星条旗カラーとも言える)を採用。タンクの両サイドにはGROMの車名が大胆に描かれている。

GROM SPはゴールド塗装された前後ホイールを採用。サイドカバーにはSPの文字も描かれる

そして「GROM SP」は、アウターチューブがゴールド仕上げとなるフロントフォークを装着。これは日本仕様のGROMも同様だが、GROM SPでは前後ホイールも専用のゴールドタイプ。かつて2ストレプリカ・NSR250Rに存在したSPモデルのマグネシウム製ホイールを思わせるカラーリングだ。

北米仕様GROM ABS。外装色はキャンディブルー

また「GROM ABS」にも日本国内向けとは異なるボディカラーが用意されており、とくに爽やかな印象を与えるのがキャンディブルーだ。4輪車S660に設定されていたプレミアムビーチブルー・パールを思わせる明るいブルーで、アクティブかつファッショナブルな雰囲気がGROMによく似合っている。

北米仕様の現地価格は、標準仕様のGROMが3399ドル(約37万円)、GROM ABSが3599ドル(約39万円)。GROM SPは3499ドル(約38万円)と、日本仕様とほぼ同じ。

この北米仕様SPをそのまま日本国内販売するのは難しいのかもしれないが、カウルやサイドカバーなど、脱着が簡単なシンプルな構造を採用しているのが特徴の新型GROMだけに、着せ替え用の外装キットとして設定すればきっと人気が出るに違いないと思うのですが、いかがでしょうか?

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)