【愛車日記】『S2000 20th Anniversary』フロントエアロバンパーにヒト工夫して凛々しさアップ!【ホンダアクセス】
ホンダ車の純正アクセサリーを開発・販売しているホンダアクセスが、S2000の誕生20周年を記念し、ホンダアクセスが立ち上げた『S2000 20th Anniversary』プロジェクト。
ホンダアクセスの純正アクセサリーといえば、基本的には新車販売中の車両に対して設定されるもの。しかし生産終了から10年以上を経ても今なお高い人気を持ち、またホンダの歴史においても重要なモデルであることから、計8つの製品が発売されました。
ホンダアクセス『S2000 20th Anniversary』スポーツサスを装着してみた
『S2000 20th Anniversary』フロントバンパーを装着開始!
『S2000 20th Anniversary』におけるハイライトのひとつが、完全新開発されたフロントエアロバンパー。S2000が発売されていた当時から、ホンダアクセスではリップスポイラーを発売していましたが、フルバンパータイプの製品は初めての設定。単に現代風にリデザインするのではなく、ホンダアクセスのModuloブランドが掲げる「実効空力」のノウハウを投入して開発されました。
『S2000 20th Anniversary』フロントエアロバンパーを装着完了!
そんなフロントエアロバンパーは、1年間の期間限定販売(2021年2月19日受注分で販売終了)。発売開始とともにオーダーし、先日に装着作業を終えたのは前述の記事のとおり。でも装着してみると、なんだか気になる箇所がありまして…
気になる箇所は、フロントのロアグリル…の内側です。このフロントエアロバンパーは、ベース車両と比較して全長が約24mm長くなるのですが、それに合わせてロアグリル部の位置も前方に移動しています。そのためバンパー内側が見えやすくなっているのと、ロアグリルの開口部が大きいため、飛び石などが飛んできたらラジエターに直撃しそう。そこでロアグリル内側に、メッシュグリルを装着してみます。
さっそくリフトに上げ、いちど装着したフロントエアロバンパーを外していきます。バンパー内側には発砲スチロールが収められているので、それもいったん外します。ラジエター前方の空間は外から見えるため、内部を黒く塗装することにしました。
まずはロアグリルの作業からスタートです。取り外したバンパーの裏側から、ハニカムメッシュを装着します。購入したハニカムメッシュはABS樹脂製の汎用品。小石が入ってこないことや冷却性能を損なわないことを考えれば、金属製でメの細かいメッシュが理想なのですが、今回は純正っぽい仕上がりを目指したいこともあって樹脂製をチョイス。
バンパーをひっくり返して作業台に載せ、裏側からハニカムメッシュを当てて寸法を合わせ、電動カッターで周囲を切除。仕上がりを追及するなら、ここでメッシュ部分のバリ取りや塗装しても良いでしょう。僕は早く仕上がりの姿を見たかったので、無塗装で装着することにしました。
ハニカムメッシュの周囲をカットしたら、バンパー裏側に装着します。今回は塗装およびバンパー本体とロアグリル部の合体作業をすでに終えていたこともあり、ハニカムメッシュはパネルボンドで装着することとしました。結束バンドで場所を仮止めし、ボンドでバンパー本体とメッシュを接着していきます。
ボンドによる固定を確認後、ハニカムメッシュの周囲をさらにカット。バンパー再装着に支障のないよう整えます。これでバンパー側の作業は終了。続いて車体側にもひと工夫です。
ラジエター本体や周囲に塗料が飛び散らないよう、大判の紙で養生をしてマットブラックのスプレーでプシューっと。冬場でも乾燥が早いので助かります。
もちろんこれらも車両から外して塗装すれば、さらに良い仕上がりが実現できる部分ではあります。ただ今回は、まず作業時間の短縮を優先ということもあってこのような手法で塗ることにしました。
そして外したときと逆の手順で、フロントエアロバンパーを装着! 仕上がりはごらんのとおり、ちょっとスカスカだった口元もばっちりと締まった仕上がりとなりました。当初、樹脂製のハニカムメッシュは『ちょっとフレームが太いかな?』と思っていたのですが、こうしてみるとデザインも無塗装とした表面もイイ感じです。
僕のS2000(AP2)は、2006年式のバミューダブルーパール。ロアグリル部分はベルリナブラックとしていたのですが、ボディカラーもグリルも暗めの色だっただけに、グリル内側が白っぽい色だと目立っていたのですが、バッチリ締まった顔つきになりました。
今年2020年は本当に様々なことがあり今なお大変な状況は続いていますが、愛車S2000に関しては『20th Anniversary』パーツを中心に様々なリフレッシュを行うことができ、ますます愛着の増した年となりました。
年内最後の大仕事を終え、大満足で鈴鹿を後にした帰り道。ハニカムメッシュ装着による水温への影響ですが、気温5〜6度(足柄SA周辺では1度)で高速道路を巡航するという状況下ではまったく変化は見られずでした。
そして次回こそ、フロアマットやハーフボディカバーについて紹介します!
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)
https://www.honda.co.jp/ACCESS/s2000-20th/