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【GT300】サーキットに歓声が戻ってきた第5戦、34号車Modulo KENWOOD NSX GT3は13位でチェッカー【動画】

新型コロナウィルスの感染拡大により、大幅にレーススケジュールが変更された2020年のSUPER GT。富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎの3箇所で全8戦が行われ、前半の4戦は無観客での開催となる。

富士で開幕戦および第2戦を行い、その後に第3戦(鈴鹿)、第4戦(もてぎ)とカレンダーを消化。いよいよ後半戦となり、第5戦の舞台は再び富士スピードウェイに戻ってきた。さらに後半の4戦は、人数限定ではあるもののサーキット場内に観客を入れての開催となった。

10月3日(土)の14時から行われた予選は、上空を灰色の雲が覆うコンディション。気温は22度/路面温度32度と、すっかり秋の気配という天気のもと行われ、34号車Modulo KENWOOD NSX GT3はジェイク・パーソンズ選手が予選Q1を担当した。

ここまで波に乗り切れないシーズンが続いている34号車Modulo KENWOOD NSX GT3だが、思いのほか上がらない気温や路面温度にタイヤグリップを引き出すことができず、1分37秒733のタイムで残念ながらQ1を突破できず。決勝レースは、23番グリッドから追い上げを図ることとなった。

迎えた決勝、34号車Modulo KENWOOD NSX GT3は道上 龍選手がスタートドライバーを担当。序盤から堅実な走りでポジションを上げていき、23周目にジェイク・パーソンズ選手へとドライバー交代を行った。

前日の予選では思うような走りができなかったジェイク・パーソンズ選手だったが、この決勝レースではマシンの仕上がりも合ったのかキレの良い走りを見せ、次々とポジションをアップ。ポイント獲得も視界に入ってきたが、レース終盤にGT500マシンに接触(追突)されスピンを喫してしまい、最終的に13位でチェッカーフラッグを受けた。

レース後のインタビューでは、決勝のペースは悪くないもののスタート位置が後方であるため厳しい戦いになっている、と道上選手は語っていた。予選でのポジションアップが当面の課題といえそうだ。次戦・第6戦は、10月24-25日に三重県・鈴鹿サーキットで行われる。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)