2020年モデルのシビック・タイプR、いよいよ日本国内市場に販売開始！ 標準モデルは475万2000円から
ホンダは、導入が遅れていたシビック・タイプRの2020年モデルを、10月9日（金）より日本市場にて発売することを発表。さらに国内200台限定販売となるシビック・タイプR リミテッド・エディションを、11月30日（月）に発売する。
2020年モデルのシビック・タイプRは、とくにサーキット走行時におけるパフォーマンス向上を狙い、冷却性能をアップ。フロントグリルの開口面積を拡大したほか、フロントバンパーエアスポイラーの形状変更などにより、従来モデルを上回るダウンフォースレベルを実現した。
またフロントブレーキローターを2ピースのフローティング式とすることで、サーキット走行時のブレーキフィールを向上。安定したブレーキフィールを実現するとともに、バネ下の重量低減にも貢献している。
脚まわりでは、アダプティブ・ダンパー・システム制御や、サスペンションブッシュ・ボールジョイントなどのきめ細やかなサスペンションのアップデートが行われている。これにより、コーナーアプローチからコーナーを抜けるまでの一連のハンドリング性能や、荒れた路面における接地性・制振性がさらに進化。街乗りから高速クルージング・ワインディングやサーキット走行までのあらゆるシーンで、さらなる一体感とダイレクト感を実現した。
そのほか大きな変更はインテリアで、ステアリングは表皮にアルカンターラ素材を採用し、握りの質感とフィット感を向上させた。車両の挙動をよりダイレクトに感じられるようにしたほか、シフトノブがティアドロップ形状の新タイプに変更されたことで、ノブの傾きの優れた認識性と操作精度を実現。ドライバーと車両の一体感をさらに進化させている。
新色として設定されたレーシングブルー・パール
標準モデルのボディカラーは、従来からの継続となるチャンピオンシップホワイト、クリスタルブラック・パール、フレームレッドのほか、ポリッシュドメタル・メタリックとレーシングブルー・パールの２色が新色として設定された。車両価格は475万2000円（消費税10%込み）で、従来モデルの450万360円（消費税8%込み）から約25万円のアップとなる。
（text：Kentaro SABASHI 佐橋健太郎）