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第104回インディ500予選初日、佐藤琢磨選手は9番手のスピードを記録。マシンの仕上がりに自信のコメント

2020年8月15日、インディアナ州インディアナポリス・モータースピードウェイにて、第104回インディ500の予選1日目が行われた。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.30 パナソニック・ピープルレディ・ダラーラ・ホンダで参戦する佐藤琢磨選手は、平均スピード230.792mphをマークし、9番手となった。

インディ500の予選は一般的なレースの1周あたりラップタイムではなく、全長2.5マイルのスーパースピードウェイを連続4周した平均速度で争われる。予選走行は1台ずつで行われるため、他マシンのスリップストリームなどを使うことはできない。まさに自身と自チームのみの力のぶつかり合いだ。

この初日でトップ9台に入ると、セカンドステージである「ファスト・ナイン・シュートアウト」に進む。10位以下のマシンは、そのままスターティンググリッドとなる。インディ500の決勝レース出走台数は33台で、1列に3台が並ぶため、4列目〜11列目のグリッドがすでに決定したことになる。

佐藤琢磨選手は、上位9台によって争われる「ファスト・ナイン・シュートアウト」に進出。予選2日目となる8月16日の午後1:15〜2:15の1時間にわたり、第104回インディ500のポールポジションを巡った争いが行なわれる。


佐藤琢磨選手コメント
「マシンはものすごく速い。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングがしてくれた仕事にはとても満足しています。予選の出走順に関しては本当にラッキーだったと思います。最初がグレアムで2番目が僕でスペンサーは7番目だったので、3人とも実力を出し切ることができましたし、グレアムと僕はトップ9に食い込めました。スペンサーは残念なことに僅差でトップ9に入れませんでしたが、それでもとてもコンペティティブです」

「3台のパフォーマンスがとても接近しているので、チームの仕事振りはバツグンだったといえます。僕自身についていえば、トップ9に入れるかどうかは微妙だったので、直前の2時間は少しナーバスになっていました。チームがいい仕事をしてくれたので、この結果には満足しています。明日は、もし1列前にいけたらボーナスのようなものです。ただし、仮にそうならなくても、僕たちはレースカーに自信を持っています」

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)