内外装が充実し、プレミアム感をさらに高めた新型インサイト。ハイブリッドシステムは1.5リッター e:HEVへと名称変更
ホンダ・ハイブリッドの先駆けとして、1999年に登場したインサイト。通算3代目となる現行モデルは2018年12月に登場し、上質な走りや内外装が魅力のセダンとして生まれ変わった。
その3代目インサイトがはやくもマイナーチェンジを受けた。「シンプルで時代に流されない、本質的な魅力を備えたクルマ」を目指して開発された現行インサイトだが、今回のマイナーモデルチェンジではデザインや走り、使い勝手の良さといった魅力はそのままに、上質感を一層高めた新グレードの追加や専用装備を設定している。
グレード展開はベースモデルのLXと、上級仕様のEXという2モデル。EXにはEXプライムスタイル、EXブラックスタイルという仕様が設定されるため、合計4つのバリエーションとなる。
新たに設定された「EXプライムスタイル」は、EXでは標準装備となっていたトランクスポイラーをレス装備としたプレーンなトランクリッドを採用したほか、アイボリー基調の内装により華やかさを強調。上質感が追求されているのが特徴だ。
このほかにも専用フロントグリルや専用ダーククロームメッキのリヤバンパーロアガーニッシュ、アルミ切削+グレークリア塗装施した17インチアルミホイールなどを備え、名称のとおりプレミアムな雰囲気で仕立てられている。
最上級グレードとなる「EXブラックスタイル」は、従来の17インチから18インチへとタイヤ&ホイールサイズが拡大されたほか、一部のボディカラーで外装色に合わせたシートステッチを設定するなど、質感を向上。ステンレス製スポーツペダルも装備され、上質さとスポーティさを兼ね備えた印象となっている。
パワートレインはいずれも同一で、1.5リッターDOHC VTECに2モーターを組み合わせた「e:HEV」ユニット。今回のマイナーチェンジを機に名称が一新された。車両価格はLXが335万5000円、EXは356万4000円。EXプライムスタイルは368万5000円、EXブラックスタイルが372万9000円となる。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)