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ついに発表されたCB-Fコンセプト、フロント倒立サス×リアプロアームという組み合わせがタマらない!

ホンダは、2020年3月27日よりホームページ上にて公開された「Honda バーチャルモーターサイクルショー」において、「CB-Fコンセプト」を公開した。

このCB-Fコンセプトは、2019年にCBシリーズが誕生60周年の節目を迎えたことを機に、改めてCBシリーズの歴史を振り返り、ホンダを代表するスポーツバイクであるCBの『守り抜くこと・変革すること』を徹底的に議論し、導き出した提案のひとつとのこと。

CB-Fコンセプトを発表する、ホンダモーターサイクルジャパン・加藤千明社長

60年にわたる歴史の中で、CBの盤石化に寄与し、北米などのレースシーンでも活躍した日本発のグローバルモデルとして一時代を画した「CB750F」(輸出モデル:CB900F)に敬意を込めてデザインモチーフとし、最新の技術で仕上げられたモデルだ。

今回発表されたCB-Fコンセプトは、車名のとおりあくまでもショー出展用のコンセプトモデル。そのためサイドミラーやウィンカー、ナンバープレートステーなどは備えられていないが、それ以外はすぐにでも市販できそうな完成度に見える。

メインフレームは、軽量な高張力鋼を使用したモノバックボーン式で、を採用する。伸びやかな吹け上がりや力強いトルクを持つ998ccの水冷4ストローク直列4気筒DOHCエンジンを搭載。マフラーはカスタムテイストあふれる4-1レイアウトだが、排気ガスや音量規制に合致させるべく大型キャタライザーが装着される。

脚まわりには、フロントが倒立式、リアはモノショックを採用。かつてのCB-Fはオーソドックスなツインショックを採用していたが、今回のCB-Fコンセプトではモノショック式を採用しているため、リアまわりがすっきりとして見える。

リアのスイングアームには、アルミ製片持ちタイプの「プロアーム」を採用。1990〜2000年代のCB-Fカスタムでは、他車種から流用して装着する例もしばしば見られただけに、人気を集めるポイントとなりそうだ。

1979年に日本国内市場へ販売が開始されたCB750F。写真は1982年モデル

現在公開中の「バーチャルモーターショー」webサイトでは、このCB-F コンセプトをはじめ、CBR1000RR-RやCRF1100Lアフリカツイン、CBR250RR、ADV150、CT125ハンターカブなど様々なカテゴリーの二輪車を見ることができる。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

Honda バーチャルモーターサイクルショー
https://www.honda.co.jp/motorcycleshow/