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【動画】早く乗ってみたい! ホンダが新型EV「Honda e」をフランクフルトショーで初披露!

ホンダは、新型電気自動車「Honda e」の量産モデルを2019年9月に開催されたフランクフルト・モーターショーで発表した。ボディ形状は5ドア・ハッチバックで、車体下部には、35.5kWhの容量を持つリチウムイオンバッテリーを搭載。モーターはボディリア側に搭載され、動力は後輪に伝達される「RR」である。

丸目ヘッドライトを中心に、かわいらしい外観でまとめられたホンダの新型電気自動車「Honda e」。フランクフルトショーでの発表時には、単なるEVではなく「走りも楽しめる」ホンダらしいEVであることが強調された。

その象徴といえるのが駆動方式だ。一部のスポーツモデルを除いてFF車を多く開発・販売してきたHonda eだが、重量物であるバッテリーは車体中央のフロア下に搭載。モーターは駆動輪である後輪近くに配置し、前後重量配分は50:50を実現している。

「レスポンシブルシャシー」をコンセプトに開発された脚まわりは、4輪独立懸架式サスペンションを採用。タイヤはミシュラン製パイロットスポーツ4で、サイズはF:205/45ZR17、R:225/45R17となる。前後ローテーションができないのは経済的にはデメリットだが、それだけ走りに拘ったという現れか。

モーターは最大出力が136PS/154PSという2種類のチューニングが設定される。最大トルクは32.1kg-mで共通。0〜100km/h加速は約8秒。1回の充電による最大航続距離は最大220kmとのことで、主に都市部での移動のアシとして活躍しそうだ。なお急速充電を利用すると、バッテリー容量の80%まで約30分で充電が可能となる。

欧州の一部では予約が開始され、英国でのベース車両価格は2万6160ポンド(約348万円)と発表された。まだ日本市場導入のタイミングや価格についてのアナウンスはないが、その乗り味などぜひ注目したい1台だ。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)