【動画】アキュラが新コンセプト “Less Talk, More Drive” を発表。なつかしい歴代モデルもズラリと登場!
ホンダが北米市場を中心に展開するラグジュアリー・ブランドのACURA(アキュラ)は、同ブランドの新しいキャッチコピーとして“Less Talk, More Drive”を発表。プロモーションムービーも公開された。
アキュラ・ブランドが北米市場(アメリカおよびカナダ)で展開を開始したのは、1986年のこと。当初はスポーティクーペのインテグラと、ラグジュアリーセダンのレジェンドという2車種であった。その後は1990年にNSXが発売され、またSUVもラインナップに加わって、2019年はILX、TLX、RLX、RDX、MDX、NSXの6車種をラインナップする。
公開された30秒の映像では、まずDC2型インテグラ・タイプRが登場し、その後に初代と現行NSX、そしてアキュラ・ブランドの高い衝突安全性を示すような、ILXの開発風景が映し出される。
その後は一転してサーキットの走行シーン。2018年からIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの最高峰DPiクラスに参戦している「ARX-05」が登場。ドライバーはファンパブロ・モントーヤとエリオ・カストロネベスが務めている。
最後に姿を見せるのは、2019年夏のモンテレー・カーウィークで発表された「タイプSコンセプト」だ。これまでアキュラの各モデルに設定されてきたスポーツグレードのタイプSは、2008年のTLに設定されたのを最後に姿を消している。しかし次世代のアキュラ・ブランドは、このタイプSを復活させ、まずは近々発表予定の新型TLXに設定されるとのこと。
2020年モデルで追加設定されたインディイエロー・パールのNSXを先頭に、タイプSコンセプトの車体色であるブルーで統一されたアキュラの現行車種が街中を駆けるシーンで映像は締めくくられる。アキュラのブランドを語るのに言葉は不要、走ればわかるというメッセージを込めた本映像は、今後にリリースされる新型車に対する自信を感じさせるもの。
日本市場への展開は期待薄ではあるが、NSXやRLXなどバッジエンジアリングによりホンダ・ブランドとして販売されたり、多くの新技術は共有されるだろうだけに、今後のアキュラ・ブランドの動きにはぜひ注目したい。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)