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【名著再販】S2000オーナー必携の名著が内容を一部リニューアルして復活! F22C搭載のAP2に焦点をあてた1冊

自動車に関する様々な書籍を刊行している三樹書房から、『ホンダ S2000 リアルオープンスポーツ開発史 <二訂版>』が2025年3月31日に発売される。

1999年にホンダが発売した「リアルオープンスポーツ」ことS2000は、ホンダにとってS800以来となるFRレイアウトを採用、シャシーやトランスミッションなど各所が専用設計されたこだわりぶりで、日本だけでなく欧州や北米市場でも発売され人気車種となった。

2009年に生産が終了した後も多くのファンが存在しており、本書では、S2000の企画の発端から開発の経緯に至るまでを、各部門の担当技術者21名が詳細に綴っている。巻頭口絵ではデザイン開発の変遷を、貴重な資料も掲載して担当者自らが解説。さらにカラーカタログによるモデル変遷や、生産台数、年表なども収録。

約10年間におよぶS2000のモデルライフにおいて、最大の変更点となったのが2005年11月に行われたマイナーチェンジである。2リッターのF20C型から、2.2リッターのF22C型へとエンジンが変更されたほか、スロットル系もドライブバイワイヤとされるなどの変更を受けた。

本著では、このF22C型エンジンを搭載するS2000[AP2]が日本国内市場へ導入されてから20周年を迎えるにあたり、従来より販売されていた同著の内容を再確認。さらに図版等の追加を実施したほか、カバーデザインも一新して二訂版として刊行される。

サイズはB5判、総ページ数は248ページ(カラー40ページ)。価格は5180円(税込)と決してお手軽ではないものの、S2000それもAP2型オーナーにとっては必携の1冊といえそうだ。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)