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【OMS25】もはや市販化待ったナシ!? ’80年代のスーパーバイクシーンを彷彿とさせる「CB1000F コンセプト」発表!

2025年3月21日に開幕した「第41回大阪モーターサイクルショー2025」において、ホンダは大型ロードバイクのコンセプトモデル「CB1000F コンセプト」を世界初公開した。

CB1000F コンセプトは、水冷エンジンやモノショックタイプのリアサスを採用している

CB1000Fコンセプトは、ホンダのロードスポーツバイクを代表するプロダクトブランド「CB」として「進化するスポーツバイクの基準」を具現化した、次世代CBのコンセプトモデル。2020年に「CB-F コンセプト」として公開されたモデルが、マフラーやスイングアーム形式を一新されて市販化に向けてさらに進化した印象だ。

2020年に発表された「CB-Fコンセプト」。当時は片持ち式のリアスイングアームを採用していた

今回発表されたCB1000 Fコンセプトは、高い動力性能と扱いやすさを両立した水冷直列4気筒DOHCエンジンを、剛性としなやかさを高次元でバランスさせたダイヤモンドフレームに搭載。

ライダーが求めるファンライドに応える高揚感と懐の深さを幅広いシチュエーションで提供するとともに、”CBの物語”を想起させるスタイリングで、所有する誇りを感じられる存在であることを目指したという。

デザインモチーフとなっているのは1979年に登場したCB750F(輸出仕様CB900F)で、北米を中心にレースシーンでも大活躍して多くのファンに支持されたモデル。CB1000F コンセプトには前後ウインカーやナンバーステーこそ見当たらないものの、フロントフォークのリフレクターやタンデムステップが備えられたことにより、”市販車感”がグッと高まった印象だ。

1979年に発売されたCB750F。北米仕様のCB900Fはスーパーバイクシリーズで大活躍した

「第41回大阪モーターサイクルショー2025」のホンダブースでは、このCB1000F コンセプトをベースに制作された、2台の車両も登場。ひとつは歴代CBとともにレースシーンで数々の栄光に輝いた、モリワキエンジニアリングが手掛けたレーシングコンセプトモデル「CB1000F Concept Moriwaki Engineering」だ。

CB1000F Concept Moriwaki Engineering

そしてもう1台が、セレクトショップBEAMSのアートやカルチャーを推進するプロジェクト「BEAMS CULTUART」が、グラフィックデザイナーのGUCCIMAZEをクリエイティブディレクターに迎え監修を行ったコンセプトモデル「HONDA CB1000F meets GUCCIMAZE」だ。

HONDA CB1000F meets GUCCIMAZE

市販化されれば、カスタムベースとしても人気となりそうな「CB1000F コンセプト」は、「第41回大阪モーターサイクルショー2025」の後も『第52回 東京モーターサイクルショー(3月28日〜30日)』および、『第4回 名古屋モーターサイクルショー(4月4日〜6日)』にも出展・展示されるそうなので、気になる人はぜひ会場にてその魅力を感じてみることをオススメする。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

Honda モーターサイクルショー2025 特設サイト
https://www.honda.co.jp/motorcycleshow/