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【ホンダアクセス】大盛り上がりの「Modulo THANKS DAY」、歴代デモカー展示車両には懐かしいモデルも

ホンダ車向け純正アクセサリーの企画・開発・販売を行うホンダアクセスは、2025年2月24日(月祝)、栃木県・モビリティリゾートもてぎにて、ファン感謝イベント『Modulo THANKS DAY 2025』を開催した。 

ホンダ車オーナーにはもはやお馴染みといっていいModuloだが、純正アクセサリーのスポーツブランドであるModulo、コンプリートカーシリーズのModulo X、そしてモータースポーツでは、SUPER GTシリーズ GT500クラスに Modulo Nakajima Racing として参戦するなど、活躍のフィールドは多岐にわたっている。

この『Modulo THANKS DAY 2025』では、それらすべてのModuloを応援・支持してくれるファンに向けて、ホンダアクセスが感謝を伝え、積極的な交流を目指す場として企画されたもの。

メイン会場となったモビリティリゾートもてぎの第一パドックには、大型のステージトラックのほか、Moduloパーツ装着車およびModulo Xのオーナーズミーティング参加車両がズラリと並び、ピットにはホンダアクセスが所有する歴代のModuloデモカーも展示された。今回は、その歴代デモカーを紹介していこう。

スポーツブランドとしての”Modulo”は、このFD2型シビック タイプRから始まったといえる

まずは「Modulo」の名称が広く知られるきっかけとなったモデルといえる、FD2型シビック タイプR。現在に至る「実効空力」コンセプトの礎となった、前後エアロバンパーやテールゲートスポイラーを開発。さらに減衰力調整機構を備えたスポーツサスペンションは、乗り心地が固すぎると言われた標準サスに比べて快適性もスポーツ性も向上するとして、多くのオーナーに支持された。

今回展示された車両は、Moduloブランドが30周年を迎えるにあたり、ホンダアクセスがあらためて製作したもの。とはいえ当時の純正アクセサリーはすでに製造終了で社内にも残っておらず、程度のいい中古車をベースにあちこちからパーツを入手して装着したとのこと。もちろん製作にあたっては車両各部もリフレッシュ作業され、まるで新車かと思えるような美しさ。

BEATのModuloパーツ装着車と、S660 Modulo Xによる親子のような2ショット

懐かしい車両のもう1台は、軽オープン2シーターのBEAT(ビート)だ。こちらはBEATの発売20周年を記念し、ホンダアクセスが2011年12月20日~2012年1月31日の期間限定で販売した Modulo スポーツサスペンション、フロアカーペットマット、フューエルリッド、スカイサウンドコンポ、スカイサウンドスピーカーなどを装着した車両。

来場した若いModuloファンにとっては、1991年に発売されたBEATはもはや”セミヒストリックカー”。その小ささや愛らしいスタイリングが注目を集めていた。

そしてピット後方のパドック側エリアには、コンプリートカー・シリーズのModulo X各車をディスプレイ。残念ながらすでに新車販売は終了したモデルたちだが、その魅力は健在。

いずれも車内へ乗り込むことが可能となっており、Modulo開発アドバイザー・土屋圭市氏をはじめホンダアクセスの開発メンバーが手がけた車両を熱心に魅入っていた。

ピット内には、Modulo Xシリーズ初のSUVであるヴェゼルHYBRID Modulo X、ステップワゴンModulo X、N-ONE Modulo X、そしてS660 Neo Classic KIT装着車が展示された。ヴェゼルやN-ONEは珍しいブルー系のボディカラーということもあり、「初めてこの色の実車を見た!」と語る来場者の姿も。

N-ONEの丸型ヘッドライトを流用したS660 Neo Classicは、当初は往年のエスシリーズを連想するファンからの注目度が高い印象だったが、実車を目にした若い世代からも好評のようだった。

ピット内展示車両の一番人気は、なんといってもNC1型NSX! こちらはセンターロック風デザインのNSX専用Moduloホイール「MT-R03」を装着。こちらもドアを開けて運転席へ乗り込むことが可能となっており、多くのファンが楽しんでいた。

最新FL世代のシビックでは、シビック タイプRとシビックRSが並べて展示された。いずれも純正アクセサリー装着車で、なかでも「実効空力」コンセプトに基づきシェブロン(鋸歯)形状デバイスを装着したテールゲートスポイラーは注目のアイテム。

スポイラーの開発時に使用されたクレイモデルが展示されたほか、現行シビックのテールゲートスポイラーの開発担当者である山崎純平氏をはじめ、ホンダアクセスの開発者が実際に製品を説明したり、またオーナーにとっては愛車に装着した純正アクセサリーの感想を開発者へ直接述べることができるなど、とても雰囲気のいい空間となっていた。

そして、このデモカー展示エリアと向かい合うエリアがModuloパーツ装着車&Modulo Xオーナーズミーティングの停車スペースとなっており、212台ものModulo車両がズラリと並んだ。そちらのオーナーズミーティングの様子は、別記事にて紹介する。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)