【HKS】合言葉は「打倒FL5!!」現行タイプRを最高出力&最大トルクともに上回る、FK8オーナー待望のタービン&ECU
総合チューニングパーツメーカーのエッチ・ケー・エス(HKS)は、先代シビック タイプR(FK8型)用「GT4845スポーツタービンキット」と、専用データがインストールされた「マスタリーECU PHASE3」をパッケージとした製品を、2025年12月25日より販売する。
現行モデルのシビック タイプR(FL5型)が発売されたあとも、その直線基調のスタイリングや、パワーユニット面においてはFL5型とほぼ変わらないという点などから、FK8型シビック タイプRは高い人気を保ち続けている。
2024年12月時点での中古車価格は360万円台がボトムラインで、後期モデルの低走行車になると新車価格を大きく上回るプライスボードが掲げられている状況だ。そんな”高級車”であるだけに、ECU書き換えやローダウンスプリングの装着といったライトチューンが主流という印象ではあるものの、HKSでは「ガチ派のタイプRオーナー」に向けて、とびきりのタービンキットを用意している。
キット内容は、FK8型シビック タイプR用GT4845スポーツタービンキットと、専用データのマスタリーECU PHASE3がパッケージとなったもの。FL5型シビック タイプR用と同じく、純正タービンでは実現できない高回転域の出力を実現。燃料系のアップグレードをすることなく使用できるサイズで設計されているほか、純正タービンに準じた形状となっているため、加工なしで交換装着が可能だ。
そして、このGT4845スポーツタービンの性能をフルに引き出してくれるのが「マスタリーECU PHASE3」だ。HKSが実車を用いた走行テストを重ねて開発した、同タービン専用のデータがインストールされているため、ユーザーは安心して効果・性能を楽しむことができる。
HKSでは「GT4845スポーツタービンキット」および「マスタリーECU PHASE3」を装着したFK8型シビック タイプRの計測データを公開している。
HKS製コールドエアーインテーク、リーガマスタープレミアムといった吸排気系のほか、HKS製インタークーラーやオイルクーラーが装着された車両で、最大過給圧はノーマルの147kPa (1.50kgf/cm)から、167kPa (1.70kgf/cm)へと1割以上アップ。
すると純正タービン+純正ECUの最高出力235kW(320PS)/最大トルク436Nm(44.5kg-m)から、交換装着後は最高出力286kW(388PS)/最大トルク513Nm(52.3kg-m)へと大幅なパワーアップを実現!
FL5型シビック タイプR用同キットの装着データと比べ、パワー&トルクともにFK8がFL5を凌駕している点にも注目したい。
このFK8用「GT4845スポーツタービンキット」と「マスタリーECU PHASE3」のパッケージ価格は49万5000円(税込)。
なお「マスタリーECU PHASE3」のチューニングデータへの書換えは、ユーザーが自身の車両から純正ECUを取り外し、HKS本社へ郵送して書き換え作業を実施、その後に返送される。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)