【HKS】FL5型シビック タイプRの最高出力を384PSにパワーアップ! 1馬力=1万円以下を実現したタービン&ECU
総合チューニングパーツメーカーのエッチ・ケー・エス(HKS)は、FL5型シビック タイプR用「GT4845スポーツタービンキット」と、専用データがインストールされた「マスタリーECU PHASE3」をパッケージとした製品の販売を開始する。
「GT4845スポーツタービン」では、FL5型シビック タイプRの純正タービンでは実現できない高回転域の出力を実現。燃料系のアップグレード不要で使用できるサイズ設計されており、純正タービンに準じた形状としているため、加工なしで装着が可能となっている。
このGT4845スポーツタービンの性能をフルに引き出してくれるのが「マスタリーECU PHASE3」で、同タービン専用のデータをインストール。このチューニングデータは、HKSが実車を用いた走行テストを重ねて開発されたもので、ユーザーにとっても安心して効果・性能を楽しむことができる。
HKSでは、「GT4845スポーツタービンキット」および「マスタリーECU PHASE3」を装着したFL5型シビック タイプRの計測データを公開しており、純正タービン+純正ECUでは最高出力242kW(330PS)/最大トルク478Nm(48.7kg-m)から、交換装着後は最高出力282kW(384PS)/最大トルク492Nm(50.2kg-m)へと大幅なパワーアップを実現。
ピークトルク値は1.5kg-mの増加に抑えられているが、とくに中高回転域で大幅なトルクアップを果たしており、パワーアップの体感度は非常に大きそうだ。
この「GT4845スポーツタービンキット」と「マスタリーECU PHASE3」のパッケージ価格は49万5000円(税込)。なお「マスタリーECU PHASE3」のチューニングデータへの書換えは、ユーザーが自身の車両から純正ECUを取り外し、HKS本社へ郵送して書き換え作業を実施、その後に返送される。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)