【HKS】B型エンジン搭載車オーナーに朗報! スライドカムプーリーが従来製品からリニューアル、軽量化&耐久性を向上
自動車用チューニングパーツの総合メーカー「HKS(エッチ・ケー・エス)」は、ホンダB型エンジン用「スライドカムプーリー」の仕様をリニューアルし、新たに販売を開始した。
スライドカムプーリーとは、カムシャフトのバルブタイミングを調整するためのもの。今回リニューアルされた製品は、ホンダのB16A/B16B/B18C型ユニットに対応しており、レスポンスに優れたB型エンジンの特性を生かすべく、素材・形状ともに軽量化にこだわって設計された。
母材には超軽量のジュラルミン材(A2017)を採用し、形状については一部見直しを行い、重量は従来品の0.318kgから0.283kgへと、約11%の軽量化を実現。ギア部にはNiメッキを施し、表面硬度を向上させた。異物での噛みこみによる摩耗などにも対応可能であり、耐久性についても向上しているとのこと。
プーリーの目盛りは1目盛りでクランク角2°となっており、角度調整機構によって-10°~10°の範囲で調整が可能。様々なエンジンの仕様に対応。また調整ミス対策として、A(Advance)・R(Retard)の刻印がなされ、目視での確認もできる設計となっている。
HKSでは強化タイミングベルトもラインナップしており、両製品を併用することでストリートはもちろんサーキットでのスポーツ走行を楽しむオーナーにもオススメの仕様になるという。価格は2万7280円(1ケ)で、吸気側・排気側は共通となっている。
近年、B型エンジン搭載車については中古車人気が高まるいっぽう、純正部品の入手がどんどん難しくなっているだけに、愛車のリフレッシュやオーバーホールを検討しているオーナーにとっても、見逃せないアイテムといえそうだ。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)