【新型白バイ】アメリカンポリスの最新モデルは並列ツイン! 「NT1100ポリス」が北米市場で2025年5月に発売
2024年12月4日(現地時間)、ホンダのアメリカ法人は、次世代の警察官用オートバイとして「NT1100ポリス」を開発。2025年5月に発売すると発表した。
NT1100とは、日本国内市場でも2022年より販売されている大型ツアラーモデル。CRF1100LやREBEL1100、惜しまれつつ生産終了となったHAWK 11と同様の1082cc、並列2気筒SOHCエンジンを搭載している。
トランスミッションは通常の6段リターンのほかDCT(デュアルクラッチトランスミッション)も用意され、日本国内市場ではDCTモデルのみが販売されている。
そしてNT1100はスポーツツアラーの本場ともいえる欧州市場へも導入されており、人気モデルとなっている。ただ北米市場へは未導入で、今回が(ポリス仕様ではあるけれど)北米市場への初上陸となる。
NT1100ポリスは、特徴的なハーフカウルや調整式ウインドスクリーン、厚みのあるシート、LED灯火類、ライダーを支援する各種電子制御機構などはNT1100から継承。警察車両ならではの装備として、左右のパニアケース、カスタマイズ可能なワイヤーハーネス、エンジンガード、リヤバンパー、書類ボックス、シートカウルなどが追加されている。
ボディカラーはホワイトのみで、価格は1万4499ドル(約217万4850円)。2024年モデルの日本国内仕様は169万4000円だから、想像するより車両価格は高くない!? ただし当然ながら一般販売されるわけではなく、パワースポーツ・フリート/政府購入プログラムを通じてのみ注文可能となっている。
このNT1100ポリス、今後は北米市場だけでなく日本をはじめとした海外へも販売(導入)される予定とのこと。ベース車両のNT1100といえば、クラス最軽量の車重を活かした優れた操縦性と機敏な運動性能が特徴でもある。日本の白バイに導入された際は、その姿を見たいような、路上では出会いたくないような…。
(text:Honda Style Web)