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【HKS】S660パワーアップの秘訣は吸気温度にあり! 水冷式インタークーラーキットをリニューアルして新発売

総合チューニングパーツメーカーのHKSは、ホンダの軽スポーツカー・S660用にラインナップしていた水冷式インタークーラーキットを一部リニューアルし、新たに販売を開始した。

水冷インタークーラーキット BLACK×SILVERと名づけられた本製品は、従来のステンレスメッシュホースに替わり「軽量ブラックメッシュホース」を採用したもの。インタークーラー本体や水冷式ラジエターに変更はないが、ステンレスメッシュホースに比べ約20%の軽量化を実現するという。

S660が搭載するS07Aユニットに水冷式インタークーラーを装着することで、走行風の影響を受けずに安定した冷却性能を獲得。さらにインタークーラー専用の独立したラジエターを設置することにより、エンジン本体の冷却性能に影響を与えることなく、吸気温度を下げパワーアップを実現してくれる。

なおHKSでは、自社のGT100R仕様デモカーによるテスト結果を公表している。気温27度、天候は晴れという条件下で行われた走行テストにおいて、純正インタークーラー/空冷試作インタークーラー/水冷式インタークーラーをそれぞれ装着して走行、インタークーラー出口での吸気温度を計測した。

インタークーラー入口における温度はいずれも約160℃であったが、純正インタークーラーは走行開始後約5分で92℃に達し、空冷試作インタークーラーでは89℃に抑えられた。いっぽう水冷インタークーラーを装着した場合では、約57℃で安定させることに成功。ノックリタードが入らず、連続した20分以上の高負荷走行が実現できたという。

サーキット走行を楽しむS660オーナーにとっては、必携のアイテムといえる「HKS 水冷インタークーラーキット BLACK×SILVER」の価格は、41万5800円となっている。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)