Honda好きが堪能できる、Hondaスピリッツ溢れる情報誌
  1. TOP
  2. NEW CAR
  3. 【新型シビック】注目のシビックRSは419万8700円! e:HEVは新たに2モデル展開、そしてタイプRの受注再開は!?

【新型シビック】注目のシビックRSは419万8700円! e:HEVは新たに2モデル展開、そしてタイプRの受注再開は!?

ホンダは、シビックをマイナーモデルチェンジし、9月13日(金)に発売する。

現行モデルが登場したのは2021年で、ホンダのクルマづくりの基本である「人中心」の考え方を深く掘り下げ、親しみやすさと特別な存在感をあわせ持つことで、乗る人すべてが「爽快」になることを目指して開発された。超スポーツモデルのタイプRを筆頭に、1.5リッターガソリン、2リッターe:HEVというラインナップを形成し、洗練された外観デザインやスポーティな走りなどが、多くの支持を集めている。

シビック タイプRは受注停止の状況が続いているため、今回のマイナーモデルチェンジは1.5リッターガソリンと、2リッターe:HEVのみ。より端正なデザインへ変更されたフロントマスクを採用するとともに、1.5リッターガソリン車はラインナップを変更し、新グレードの「RS」が設定された。

シビックRSは「軽快かつ意のままに操る喜びの提供を目指した新グレード」とされ、トランスミッションは6MTのみ。いっぽうLXやEXでは従来設定されていた6MT車が消滅し、CVTのみとなる。

新型シビックのエクステリアデザインは、低重心・水平基調で、シンプルかつ流れるようなクーペイメージのプロポーションはそのままに、よりシャープで精悍なフロントバンパーデザインへ変更。フロントやサイドからのスポーティなシルエットをさらに際立たせている。

ガソリンモデルにおいては、従来から設定のあったLX/EXはCVTのみとして継続、新たにスポーティグレードのRSが設定された。

シビックRSでは、フロントグリルとテールゲートに「RS」エンブレムが備わるほか、ブラック加飾されたヘッドライトリング、ドアミラーカバー、シャークフィンアンテナ、エキパイフィニッシャー、ホイールナットを装着。スポーティさを強調している。

機関系では、減速操作に合わせてエンジン回転数を自動で制御し、スムーズなマニュアル運転操作をサポートするレブマッチシステムを採用。また、慣性モーメントを30%低減したシングルマス軽量フライホイールを採用することで素早い回転落ちを実現。軽快なシフトチェンジやクルマと繋がる一体感が楽しめる。

シビックRSの運転席まわり。各所にあしらわれたレッドステッチがスポーティさを演出

また4つのドライブモード(NORMAL/SPORT/ECON/INDIVIDUAL)をスイッチひとつで切り替えることができるほか、RS専用のウエルカムアニメーションが入った液晶メーターなど、充実した機能によりユーザーの走りのこだわりに応えてくれる内容となっている。

脚まわりでは、荒れた路面でも車体の揺れを抑制する、徹底的に性能を突き詰めた専用のサスペンションを採用。専用にチューニングされたステアリングとの組み合わせにより、軽快で一体感の高い旋回フィールを楽しめる。

フロントには、RS専用の大径ブレーキローターを採用。踏み始めからドライバーの意図した通りの減速度が発生し、コントロール性もより向上されている。前述のようにRSのトランスミッションは6速MTのみとなり、「心高ぶる」「走りの質にさらにこだわった」新グレードとなっている。

いっぽうe:HEVモデルは、これまでの従来モノグレード展開からe:HEV LXとe:HEV EXの2グレード設定に変更。e:HEV EXでは、電動パノラミックサンルーフを標準装備して開放感をさらに高めるとともに、電動式チルトアップ機構による優れた換気性能がキャビン内の快適性を向上させてくれる。

インテリアにはハイブリッドの静かで滑らかな走りを想起させる、より明るく軽快な印象のグレー内装を追加したほか、18インチのアルミホイールには、シャークグレーメタリック、マット切削の新規デザインが採用された。

また全モデルにおいて、Googleを搭載した9インチHonda CONNECTディスプレイを採用。Googleアシスタント、Googleマップ、Google Playを車内で利用できる。普段からスマートフォンなどで使っているアプリをドライブでもシームレスに使えることで、より便利でパーソナライズされた快適なモビリティライフを実現する。

シビックRS(プレミアムクリスタルレッド・メタリック)

ボディカラーは全モデル共通で、クリスタルブラック・パール、プラチナホワイト・パール、ソニックグレー・パール、シーベッドブルー・パール、プレミアムクリスタルレッド・メタリックの5色展開。

車両価格は、ガソリンエンジン搭載のLXが344万8500円、EXは379万8300円。マイナーチェンジ前が324万600円(LX)〜359万400円(EX)だったため、約20万円の値上げとなる。今回新たに設定されたシビックRSは、419万8700円だ。

いっぽうe:HEV車は、e:HEV LXが399万8500円、e:HEV EXは430万7600円。e:HEV EXには電動パノラミックサンルーフなどが標準装備となったが、それ以外はほぼ同じ装備だった従来のe:HEVが398万900円であったから、約32万円の価格アップとなる。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)