【ACURA】パフォーマンスの名称は自信の現れ!? 第二世代NSXへのオマージュも込めたアキュラの新型EVコンセプト！
2024年8月15日（現地時間）ホンダのアメリカ現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、高級車ブランドACURA（アキュラ）の次世代EVの方向性を示すコンセプトモデル「Acura Performance EV Concept」を世界初公開した。
Acura Performance EV Conceptは、プレミアムパフォーマンスブランドであるアキュラの、次世代EVの方向性を示すモデルとして、アメリカ・カリフォルニア州のアキュラデザインスタジオで開発された。
アグレッシブな印象を与えるフロントまわりのデザインは、スーパーヨットと呼ばれるラグジュアリーな大型ヨットからインスピレーションを得ており、クーペのようなシルエットに深く彫り込まれた形状のサイドパネルが組み合わされ、力強さを感じさせるプロポーションとなっている。
リアのデッキリッドや左右に伸びるテールライトや大きなリアディフューザーは、すでに生産を終了したスーパースポーツ、2代目NSXへのオマージュとしてデザインされたもの。陰影のある魅力的なボディは、セミマット調の「ムーンリットホワイトパール」で塗装されている。
Acura Performance EV Conceptのデザインに関して、アメリカン・ホンダモーターのAcuraデザイン・エグゼクティブであるデイブ・マレック氏は、下記のようにコメントしている。
「Acura Performance EV Conceptは、次世代のEVプラットフォームによって可能となるデザインの自由度を最大限に活用し、Acuraのデザインの可能性をさらに広げます。これまでのコンセプトモデルと同様、Acura Performance EV Conceptから多くのデザインテーマが生まれ、今後のAcuraモデルに採用されていきます」
Acura Performance EV ConceptをベースとしたSUVタイプのEVは、ホンダが独自開発した次世代EVプラットフォームを採用する最初のモデル。ホンダが北米におけるEV生産のハブ拠点と位置付け、現在は生産設備の改修を進められているオハイオ州・メアリズビル四輪車生産工場で生産する最初のEVとなる。生産開始は2025年末が予定されている。
そしてカリフォルニア州モンテレーで毎年夏に行われているイベント「Monterey Car Week（モンテレー・カー・ウィーク）」内の「The Quail（ザ・クエイル）」、さらにヴィンテージカーから往年のレースカーまでが展示される「Pebble Beach Concours d’Elegance（ぺブルビーチ・コンクール・デレガンス）」において、このAcura Performance EV Conceptが展示されるとのこと。
（text：Kentaro SABASHI 佐橋健太郎）