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【RS復活】今秋にマイナーチェンジ予定の新型シビックに、スポーティグレード「RS」が追加! 設定は6MTのみ

ホンダは、2024年秋にマイナーチェンジを予定している新型シビックに関する情報を、ホームページで先行公開した。

シビックシリーズは、1972年に初代モデルが発売されて以来、世界累計で約2760万台を販売しているグローバルモデル。ホンダでは「いつの時代も一歩先のニーズを捉えて進化を続けながら、人々に驚きを届けるモデル」と謳っており、日本だけでなく北米、欧州、中国、さらにアジア諸国など多くの地域で高い支持を集めている。

ダイヤモンドのような六角形状のエアインテーク風デザイン処理は、NSXタイプSの面影もある

今回のマイナーモデルチェンジでは、ガソリンエンジン車/e:HEVのいずれもフロントマスクが一新された。すでに北米仕様でお披露目されている、上下二段のエアインテーク風処理がなされたデザインとなった。

そして注目は、ガソリンエンジン車に追加された新グレード「RS」だ。従来のEX/LXにもMTモデルは設定されていたが、今回のマイナーチェンジを機に廃止され、MT車はRSのみとなる。逆にいうと、RSは6速MTのみの設定という潔さで、スポーティグレードらしさをアピールする。

シビックをベースとしたスポーツモデルといえば「シビック タイプR」だが、このRSはサーキットよりもワインディングや街中での操る楽しさを重視したスポーティグレード。

搭載される1.5リッター・ターボは従来からのキャリーオーバーだが、軽量フライホイールの採用などによりエンジン回転の降下/上昇ともにレスポンスを向上させた。またギアチェンジ時に自動でエンジン回転数を合わせてくれる「レブマッチシステム」が、シビック タイプRに続いて搭載されているという。

さらにフロントブレーキは、ローターサイズを従来の15インチから16インチへと拡大。ブレーキキャリパーも大型化され、製動力とコントロール性がアップ。また放熱性の面でも向上が見られるとのこと。

ガソリン車と同時にシビックe:HEVもマイナーチェンジが行われ、フロントマスクが一新される

エクステリアではフロントバンパー以外に大きな形状変更はないものの、RSではヘッドライト内部、ドアミラー、エキパイフィニッシャー、そしてシャークフィンアンテナをブラック仕上げとすることで精悍さがアップ。フロントグリルやリアのテールゲートには「RS」のエンブレムが装着される。

RSを含めた新型シビックの車両価格やスペックについては、2024年秋に正式発表されるとのこと、タイプRほどの高性能は求めていないものの、週末のドライブなどでワインディングを気持ちよく走れたら…と考えているユーザーにとって、このRSはようやく登場した「シビックらしいシビック」といえそうだ。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

新型シビック スペシャルサイト
https://www.honda.co.jp/CIVIC/new/