【今秋発売】どこが変わった!? 新型N-BOX／N-BOXカスタムはキープコンセプトの正常進化版、先行予約も受付開始
ホンダは、2023年秋に発売が予定されている新型N-BOXに関する情報を、本日、特設サイトにて先行公開した。そして発売に先駆け、2023年8月より先行予約の受付を開始する。
【やっぱりN-BOXが】2023年上半期も販売台数第１位！ モデル末期のN-BOXが近年最高ペースでセールス好調【No.1】
軽スーパーハイトワゴンのN-BOXは、2011年に初代モデルが登場。以降、2017年には2代目へとフルモデルチェンジが行われ、2023年現在も上半期における国内新車販売台数が１位を記録するなど大ヒットモデルとなっている。
今回一部情報が明らかとなった新型N-BOXは、これまでの軽スーパーハイトワゴンというコンセプトは不変ながら、安定感のある四角いフォルムを基本に、造形そのものから上質さが感じられるデザインを採用。
自分や家族のため、友人のためにしたいことなど、使う人のさまざまな目的に応えることで、N-BOXに乗るすべての人にとって幸せな時間を提供できる存在となることを目指して開発されたという。
ラインナップは従来どおり、標準モデルとなるN-BOXとカスタムモデルであるN-BOX CUSTOMの2種類。N-BOXがシンプルで街になじむ親しみを感じさせるデザインであるのに対し、N-BOX CUSTOMは品格のある佇まいと高性能を感じさせるデザインとしている。
なお現行の2代目N-BOXでは「N-BOX Custom」と表記されていたが、3代目モデルでは「N-BOX CUSTOM」と大文字表記に変更される。さっそく２台を細かく見ていこう。
N-BOX
新型N-BOXのプラットフォームや車両骨格は、2代目からのキャリーオーバー。そのため全体のシルエットに大きな違いはないが、各部に改良を加えることで大幅な進化を追求した。フロントまわりでは、N-VANを思わせる丸目（っぽい）ヘッドライトや、丸い穴が開けられたフロントグリルなどにより、シンプルかつ親しみやすさを感じさせるデザインとした。
また新型N-BOXには、オフホワイトのドアミラーやアウタードアハンドル、ボディと同色のフルホイールキャップを採用した「ファッションスタイル」を新たに設定。自分らしさを表現したい、より個性を求めるお客様に応えるパッケージとなっている。
N-BOX CUSTOM
いっぽうのN-BOX CUSTOMでは、立体感のある緻密な造形のフロントグリルや、横一文字となるダイレクトプロジェクション式LEDヘッドライトを採用。また歴代N-BOX CUSTOMと同様に、クリアレンズのリアコンビネーションランプやロー＆ワイドなフォルムを演出する専用エアロバンパーなどを装着。スタイリッシュかつ上質さを感じさせるフォルムとしている。
そしてN-BOX CUSTOMには、存在感のある個性を求めるお客様に応えるパッケージ「コーディネートスタイル」が設定される。ダーククロームメッキ加飾のフロントグリルやリアライセンスガーニッシュ、ブラックアルミホイールなどを採用するとともに、モノトーンカラーに加えルーフカラーをブラックにしたツートーンカラーが選択できる。
インテリアデザイン
室内は、乗員が自宅のリビングで家族や友人と楽しく集うような、居心地の良い空間を実現。運転席・助手席前方のインストルメントパネルは、水平基調を引き立てたデザインとすることで、運転者が車幅やロール姿勢をつかみやすいように設計された。
左側フロントピラーの内側に設置していた2つのミラーのうち、サイドアンダーミラーをドアミラーに移設。左前方の視界や後退駐車時の安心感を向上させるとともに、開放感のあるすっきりとした視界にすることで運転しやすさを追求している。
ステアリングはフィットと同様に２本スポークタイプへと変更され、メーターパネルもドライバーの視点から見てステアリング上方ではなく、ステアリングのスポーク内側を通して見るように位置が変更された。
そのメーターパネルは、ホンダの軽乗用車としては初となる7インチTFT液晶メーターを採用。安全運転支援技術「Honda SENSING」の機能や各種情報を、見やすく・分かりやすく表示することで、安全性を高めている。
助手席前方には荷物をひとまとめにしまえる大型のグローブボックスを備え、また左右のスライドドア内側には大型のサイドポケットを採用し、使い勝手を向上させている。
また後席のトランクサイドライニングの一部にグリップ形状のくぼみを設けることで、小さいお子様や高齢の方がしっかりグリップを握ることができ、乗り降りのしやすさが向上した。
シート生地はモデルやグレードによって異なっており、標準モデルはソファを思わせるファブリック素材を採用。N-BOX CUSTOMではファブリックシート／スエード調ファブリック＋合成皮革のコンビシート／カーボン調アクセントを施した合成皮革シートの３種類を使い分けている。
先行情報公開サイトがオープン、まもなく予約開始
なおパワートレインについては未発表であるものの、特設サイトによると「ターボ」の文字も見られることから、従来と同様の自然吸気／ターボの２本立てとなる模様。ハイブリッド仕様や電動車は今のところ設定されないようだ。そのほか詳細なスペックや車両価格については、順次特設サイトにて発表されるとのこと。
また正規ディーラーであるホンダカーズ各店舗では、2023年秋の発売開始に先駆けてこの8月より先行予約を受付開始するとのこと。人気殺到となることは間違いないだけに、興味のある方は早めに予約しておいたほうがよさそうだ。
（text：Honda Style Web）
https://www.honda.co.jp/Nbox/new/