【愛車日記】フロントバンパー交換に合わせ、後ろ姿も迫力アップ! Moduloリアスポイラーをトランクごとゲット!
あのときは特になんとも思わなかったのに、時間が経って再会すると思わずドキッとさせられる。人間関係だけでなく、クルマにおいても同じですよね。これまでずっとエアロレスのS2000が好きだった僕ですが、数年前から外観をイジりたい気分が高まってきました。けれどもう若くないし、あまり主張しすぎるデザインはちょっとね…。というわけでModuloのトランクスポイラー(とトランク)に狙いを定め、深夜のネットオークションを徘徊すること約2ヶ月。ついに運命の出会いを果たしましたよ!
(ホンダスタイル97号に掲載)
こだわりの”当時モノ” Moduloリアスポイラー
僕が愛車S2000を購入したのは2007年のこと。AP2がマイナーチェンジしてタイプSが登場するタイミングで、AP2の初期モデルを約1年落ちで購入しました。
それまでも何度かS2000に乗る機会はあって、いつかは所有したいな〜と思っていたけれど、実際に購入する決め手となったのは、AP2になって設定されたバミューダブルーパールのボディカラーと、エアロレス(VGSもレス)の良質な中古車と出会ったからです。
1999年に初期モデルAP1が経過したS2000には、新車当時から様々なメーカーがエアロパーツをリリースしていたけれど、僕はAP2のそれもエアロレス仕様がもっともスタイリッシュだと思っています。いや、思っていました。
思って「いました」と過去形に変化した理由は、2020年初頭に行われた東京オートサロンにホンダアクセスが出展した『S2000 20th anniversary』のカタチが本当にいいなと思えたからです。
本当にS2000を好きなエンジニアたちが開発した製品であることも取材を通して理解できたし、なによりカタチがカッコいいなと。それで受注が開始されると同時に、フロントバンパーやスポーツサスペンションなどをオーダーしました。
フロントエアロバンパーとの視覚的バランスを考えると、リアにも少しエアロパーツが欲しくなります。そのためダックテールタイプのトランクスポイラーを装着しようと考えたのですが、S2000 20th anniversary として発売された復刻品はオーダーしませんでした。というのは、どうしても愛車のトランクに穴を開けて装着するのが忍びなかったからです。
そこでさっそくオークションサイトのチェックを開始! トランク単体でも良いけれど、できればトランクスポイラーが装着されたものを一式まるっと購入したい。さらに贅沢を言うならば、愛車と同じバミューダブルーパールのものが見つかれば最高です。
1999年に登場したS2000は、10年近いモデルライフのあいだに様々なボディカラーが存在しました。バミューダブルーパールは、2006年にAP2が登場してから設定されたカラーであるうえ、AP2のなかでも販売台数が多くないため、いざ探してみると本当に数が少ない。たまにModuloリアスポイラーが装着されたトランクを見かけても、AP1がほとんど。
トランク形状そのものはAP1もAP2も同じなので問題なく取り付けできますが、塗装にかかる費用を考えると、ちょっと気乗りしないなぁ…と探し続けること約2ヶ月、ついにバミューダブルーパールのトランクを発見しました!
ちょっと予算は超えてしまいましたが無事に落札、そして届いたトランクのコンディションは上々で、心配だったボディとの色合いの違いも気になりません。同じボディカラーとはいえ、保管状況などで色あせは変化してしまいますからね。
さっそく装着作業に入りますが、純正品なので当然ながら装着作業はボルトオン。購入したトランクにはハイマウントストップランプやキーシリンダーが外されていたので、それらは従来のトランクから移植します。
左が従来トランク(Rスポ無し)で、右がキーシリンダーやストップランプなどを移植したスポイラー付きトランク。Modulo製スポイラーは同形状の海外製品も販売されていますが、それらのほとんどは両面テープで装着するタイプ。
「ホンモノ」は当時モノも20th anniversaryの復刻品も、左右2箇所でトランク貫通のボルト留め。もちろんスポイラー自体の製品クオリティも違いは明らかで、フィッティングもバッチリです!
なおS2000オーナーにはよく知られたハナシではありますが、このModulo製テールゲートスポイラーの取り付け穴は、無限製リアウィングとまったく同じ。アチラもすでに製造終了で、インターネットオークションではとんでもない相場価格になってしまっておりますが、少しずつ気になってきちゃったりして…
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)
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