【黒仕様】人気のミニバン、フリードに特別仕様車「BLACK STYLE」第二弾が登場。今度のベース車両はCROSSTARだ
ホンダは、コンパクトミニバンのフリード/フリードプラスに設定されているクロスオーバースタイルの「CROSSTAR(クロスター)」に、より引き締まったデザインで個性のある上質な特別仕様車「BLACK STYLE」を設定し、2023年6月9日に発売する。
フリードは、5ナンバーサイズの扱いやすいコンパクトなボディに、広い室内空間と多彩なシートアレンジを誇る3列シートを標準装備したミニバン。初代モデルが登場したのは2008年のことで、居住性と使い勝手の良さを「ちょうどいい」と表現したCMが話題となった。
現行モデルは2016年に登場した2世代目で、姉妹車であるフリード プラスと同時に発売された。フリードの基本コンセプトは初代モデルから変わらず5ナンバーサイズの3列シートミニバンで、いっぽうのフリード プラスは室内を2列シートの5名乗員とし、フリードでは3列目シートが備わるスペースを大きなラゲッジルームへとしたモデルだ。
両車とも、発売以来いくどかのマイナーチェンジや特別仕様車の設定がなされており、現行モデルは2022年6月23日に発売された(その後、2023年3月31日に価格改定)。
標準グレードのG、SUVテイストのCROSSTAR、そしてホンダアクセスが開発を手掛けたコンプリートカーのModulo Xが用意され、いずれもガソリン車とハイブリッドという2種類のパワートレインを設定。合計で6モデルが用意される。
今回、CROSSTARに設定された特別仕様車「BLACK STYLE」は、ブラックをアクセントにすることで、より上質で洗練されたスタイルを実現した仕様。2022年6月には、G/HYBRID GをベースとしたBLACK STYLEが発売されているが、基本的に変更箇所は同一だ。
外観では、まずフロントまわりにブラッククロームメッキのフロントグリルガーニッシュ、そしてマットグレーのフロントグリルを採用。CROSSTARならではのフロントロアースポイラー&フロントロアーガーニッシュは、いずれもガンメタリック塗装とされた。
そのほかルーフレールやドアミラー、アウタードアハンドルなどもブラックで統一。足元にはCROSSTAR専用デザインの15インチアルミホイールが装着されるが、こちらもブラック塗装されている。
リアまわりでも、リアロアースポイラー&リアロアーガーニッシュをガンメタリック塗装とし、ライセンスガーニッシュにはブラッククロームメッキを採用する。
テールゲートスポイラーは備わらないが、クリア仕様のLEDハイマウント・ストップランプを標準装備する。
インテリアでは、シルバーの専用ステッチが施されたコンビシートを採用する。3列シートを備えるフリードのBLACK STYLEは、2列目はキャプテンタイプのみで乗車定員は6名。いっぽうフリード プラスの2列目はベンチタイプで、乗車定員は5名となる。
ボディカラーは新色となるソニックグレー・パールのほか、トワイライトミストブラック・パール、シルバーミストグリーン・メタリック、プラチナホワイト・パールの計4色。
フリード CROSSTAR BLACK STYLEの車両価格は、1.5リッターガソリン車が270万3800円(FF)〜 286万8800円(4WD)。ハイブリッドは303万3800円(FF)〜 319万8800円。
2列シートのフリードプラス BLACK STYLEは、1.5リッターガソリン車が272万300円(FF)〜 288万5300円(4WD)。ハイブリッドのHYBRID CROSSTAR BLACK STYLEは、305万300円(FF)〜 321万5300円(4WD)となっている。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)