【ホンダアクセス】純正アクセサリー「Gathers」が35周年! 最新カーオーディオが紡ぎ出す至高のサウンド世界を体験
ホンダ車向け純正アクセサリーの企画・開発・販売を行うホンダアクセス。エアロや脚まわりパーツ、ホイール、そのほかカーライフを彩る様々なアイテムをラインナップしているが、オーディオ&ビジュアル機器の純正アクセサリーブランドが「Gathers(ギャザズ)」である。
Gathersは2022年に35周年を迎え、その歴史を振り返る「Gathers35周年取材会」がメディア向けに行われた。会場には最新のGathersカーオーディオを体験すべく「Tuned by DIATONE SOUND」+「ハイグレードスピーカーシステム」を装着したステップワゴンが用意され、標準オーディオシステム装着車との違いを聞き比べることができた。
現行モデルの新型ステップワゴンに最新Gathersオーディオをインストール
試聴の感想を記す前に、まずはGathersカーオーディオの歴史について触れておこう。現在はインターナビなどが主流となっているGathersだが、1987年に初めて設定されたのは(当然ながら)カセットデッキやスピーカーなど、カーオーディオに関する製品が主流だった。
そしてホンダアクセスが手がける純正アクセサリーだけに、単に車両へ装着可能というだけでなく、クルマの開発とオーディオユニットの開発が並行して行われる。車両の性格やオーナーのライフスタイルに最適な音作りが、Gathersの特徴であり他のアフターマーケット製品にはない独自性・魅力といえる。
そんなGathersは、現在もなお「サウンド」に拘りを持った製品を販売している。「Tuned by DIATONE SOUND」や「音の匠」といった、ホンダ車専用の音響チューニングを施したカーナビをラインアップし、「ハイグレードスピーカーシステム」と組み合わせることで、ホンダ車に最適な音響空間を演出してくれる。
今回は2台のステップワゴンを”試聴車”とし、1台は標準オーディオ、もう1台は「Tuned by DIATONE SOUND」+「ハイグレードスピーカーシステム」を装備。両車を同じ条件下で聞き比べる機会が用意された。
カーオーディオにおける条件がホームオーディオと異なる点のひとつが、それぞれのスピーカーから試聴する人までの距離が一定ではないことだ。さらにスピーカーはドア下部に装着されることが多いなど、設置場所や向きにも制約がある。そこでGathersでは「Tuned by DIATONE SOUND」と題し、三菱電機独自の特許技術である「マルチウェイ・タイムアライメント」を活かした音響チューニングがなされている。
これは車種ごとの車室特性を踏まえながら、各スピーカーの音をさらに周波数ごとに細分化、リスナーへ立体的に音が届くようタイミングや音量をチューニングすることで、車内にいながらライブ会場のような臨場感を実現するというものだ。
試聴に用いられたのは、洋楽および邦楽のPOP、そしてクラシック音楽など。純正スピーカーシステムとの組み合わせでも明らかな違いを感じさせるが、今回はハイグレードスピーカーとの組み合わせにより、さらに音がクリアかつ立体的に感じられた。
ボーカルやギター、ベース、ドラムといったいくつもの音が、標準オーディオの場合”厚紙”を重ね合わせたとしたら、「Tuned by DIATONE SOUND」+「ハイグレードスピーカーシステム」の場合は”ブロック”または”岩”を組み合わせたようと表現したらいいだろうか。スピーカーから発せられる音の立体像が見えるような感触があった。
そして印象的だったのは、スピーカーから自身の耳へと音が届くのではなく、まるで球体となった音の内側に自分が入れられたような感覚だ。音・サウンドというより「空間」を演出しているという表現がふさわしいように思えた。
また新型ステップワゴンに装着可能なアイテムとして、15.6インチ大画面リア席モニター「VM-231FE(13万5300円)もラインナップ。ファミリーユースがメインとなるミニバンだけに、後席に座ることの多い家族やお子さんが大画面でテレビやDVDを楽しめると、例え渋滞中の車内であっても楽しく過ごせるだけに重宝するアイテムといえる。
クルマを楽しむために重要なのは、なにも走りや外観のモディファイに関するパーツだけではない。ドライブにおいて多くの時間を過ごすことになる車内空間をより快適にしてくれるGathersのカーオーディオ&ナビゲーションに、あらためて注目してみてはいかがだろうか。
(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)
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