【ホンダアクセス】ミニバンとしてのあらゆる魅力をベースアップした新型ステップワゴン用純正アクセサリーは「家族みんなのすーぱーかー！！」がコンセプト
世界的にはクロスオーバーSUVがムーブメントの主流といっても、ニッポンのファミリーカーといえば、やはりスライドドアのミニバンだ。とくにMクラスと呼ばれるカテゴリーのミニバンは人気の中心となっている。
そのMクラス・ミニバンという市場を作り出したのは、ご存知のようにホンダ・ステップワゴンだ。さらにステップワゴンは2022年にフルモデルチェンジしたことで、大きく魅力アップしたことは説明するまでもないだろう。
最新のステップワゴンは、非常に取り回しのしやすいスクエアなシルエットとなっているが、スタイリングとしては大きくAIRとSPADAという2タイプを用意している。ともすればAIRは標準系（エントリーグレード）で、SPADAはカスタム系（上級グレード）と思われがちだが、ユーザーニーズに応じて異なる個性を用意したと理解すべきであって、そこに上下関係はない。
ホンダアクセスが企画・開発・販売する純正アクセサリーを装着した2台を見れば、方向性の違うキャラクターであることが強調され、よりわかりやすくなっている。
AIRのエクステリアを彩るアイテム群には「SPORTS MIX」という名前がつけられた。ただしスポーツカー的な「スポーツ」と理解するのは早計だ。
プラチナホワイト・パールのフォグライトガーニッシュ（4万6200円）やボディサイドモール（5万9400円）、リアコーナーガーニッシュ（2万9700円）の形状は、衝撃吸収材をイメージさせるもの。トレイルランニングやMTB、スケートボードのようなスポーツギア的な雰囲気を狙っている。
クロームメッキのフロントグリルが印象的な、SPADAのエクステリアアイテムにつけられた名前は「EMOTIONAL SOLID」。クロームメッキのドアハンドルプロテクションカバーや、LEDビームライト付きフォグライトガーニッシュ（5万6100円〜6万3800円）といったメッキパーツが、外観における効果的なアクセントとなっているのは見てのとおりだ。
SPADAにはダーククロームメッキ、SPADA PREMIUM LINEにはプラチナクロームメッキと、色味を変えてキャラクターに合わせている。
16インチのアルミホイールも、形状こそ新型ステップワゴンに合わせたもので共通となっているが、SPORTS MIX向けの「MS-046（2万7500円／1本）」はマルチカラー、EMOTIONAL SOLID向けの「MG-029（2万7500円／1本）」はハイコントラストシルバーの塗装とするなど、車両に合わせて最適化している。
そのほか乗降性を向上させるオートサイドステップ（左側用）は、高齢者や幼児などが日常的に乗降するユーザーには見逃せないところだろう。
インテリアでは定番となっているプレミアムタイプのフロアカーペットマットが用意されるのは当然として、EMOTIONAL SOLIDテイストを強めるエイジングレザー調のインテリアパネル（インストルメントパネル・フロントドアスイッチパネル4枚セット）やレザー調のフルタイプシートカバーなども用意する。
利便性につながるアイテムとしては、左右分割形状の大型ルーフコンソール、合皮製シートアンダーボックス（8800円／2列目6:4分割ベンチシート車用）などが、インテリアでは注目アイテムだ。
ホンダ純正アクセサリーではお馴染みのイルミネーション類についても、フットライト＆センターコンソールイルミネーション（2万2000円）、ドアポケットイルミネーション（1万1000円）などを設定。LEDホワイトイルミネーション内蔵のサイドステップガーニッシュ（3万1900円）も用意されている。
ライバルに差をつけているのが大画面のAVラインナップだ。メインとなるHonda CONNECTナビは、11.4インチサイズの「LXM-237VFLi（29万2600円、装着にあたっては別途取付アタッチメットとパネルキットが必要）」が設定される。
さらに天井から吊り下げるリア席用モニター「VM-231FE」は15.6インチという圧倒的な大画面を誇り、ファミリーユースがメインとなるオーナーには魅力的だろう。
ナビ連動の前後車内ドライブレコーダー（6万4900円）や、ETC2.0車載器も選ぶことができる。さらにハイグレードスピーカーシステム（4万5100円）も用意されているので、車内のサウンドにこだわるユーザーも満足できるはずだ。
このようにエクステリア、インテリア、イルミネーション、AV関連と幅広いジャンルが充実しているのが、ステップワゴン純正アクセサリーの特徴。それもそのはず、ホンダアクセスの開発コンセプトは「家族みんなのすーぱーかー！！」というもの。ミニバンというファミリーカーとして、家族みんなが満足できる“すーぱーかー”に仕上がっていることは、この2台を見れば、存分に理解することができる。
（photo：Kiyoshi WADA 和田清志、text：Shinya YAMAMOTO 山本晋也）
https://www.honda.co.jp/ACCESS/stepwgn/
