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【GT500】第4戦・富士、全15台が1秒以内という大激戦の予選Q1。64号車Modulo NSX-GTは11番手から決勝に挑む

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2022 SUPER GT 第4戦(富士スピードウェイ)
#64 Modulo NSX-GT
予選:11位
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第3戦から約2ヶ月ものインターバルを挟み、SUPER GTシリーズ第4戦のレースウィークがスタートした。舞台は静岡県・富士スピードウェイで、今季はゴールデンウィークの第2戦に続いて2度目の開催となる。ただ今回の第4戦は100周/450kmというロングレースであり、また気温や路面温度が大きく上昇する真夏の開催ということもあって、勢力図は大きく変わることが予想された。約2ヶ月のインターバル期間にテストを行い、手応えを得ていたModulo Nakajima Racingの戦いぶりはいかに。

5月28-29日に開催された第3戦(鈴鹿)から、約2カ月半という長いインターバルを挟んでSUPER GTが再び富士スピードウェイに帰ってきた。毎年ゴールデンウィークに開催される第2戦に続いて同地での開催となる第4戦だが、今回は100周/450キロというロングレース。

このインターバル期間のあいだに、各チームとも走行テストを行っているほか、サクセスウェイトという要因も重なって事前の予想が立てにくい、注目のレースがいよいよ開幕した。

公式練習および予選が開催される、8月6日(土)の天候はくもり。事前の予想とは大きく異なり、午前9時からの公式練習の時点では、気温22度・路面温度26度と暑さというより肌寒さを感じるほどのコンディションとなった。

この公式練習では、YOKOHAMAタイヤを履くライバルが好調。1-2番手タイムを独占した。いっぽうDUNLOPタイヤを装着64号車Modulo NSX-GTは、サクセスウェイトも少ないため上位進出を狙いたいところであったが、持ち込んだタイヤの温度レンジが合わなかったか、1分28秒686で13番手に留まった。

SUPER GT名物「サーキットサファリ」も久しぶりに復活した

正午を迎えても上空は薄曇りで、期待された夏の太陽は姿を表さず。やがて午後3時からGT300クラスの予選が開始されたが、気温21度・路面温度28度と、公式練習とほぼ変わらないコンディションのもと行われた。

やがてGT500クラスの予選がスタートすると、64号車Modulo NSX-GTは伊沢拓也選手がステアリングを握ってコースイン。このコンディションゆえ、各チームとも入念なウォーミングアップを行いながら計測を重ねていくなか、伊沢選手は午前中の公式練習から大きくタイムを上げて1分27秒721を記録する。

毎戦のように僅差の争いが繰り広げられるSUPER GTだが、今回の第4戦はさらに大接戦。公式練習と同様にトップ2台はYOKOHAMAタイヤ勢が占める結果となったが、Q1トップタイムの19号車は1分27秒169。15番手の17号車は1分27秒928と、わずか0.8秒に満たないあいだに15台のマシンが並んだ。

64号車Modulo NSX-GTは11番手で惜しくもQ2進出は果たせず。全5台が参戦しているホンダ勢だが、Q2進出を果たしたのは8号車ARTA NSX-GTのみ。ほか4台は後方グリッドから決勝レースに挑むこととなった。

今回の第4戦は、100周/450kmというロングレース。決勝レースでは夏の太陽が戻り、気温・路面温度とも大きく上昇することが予想されており、各チームの戦略やタイヤチョイスによってレース展開は大きく変わりそう。勝負の行方がまったく予想できないSUPER GT第4戦・決勝は、2022年8月7日の14時にスタートを迎える。

中嶋 悟 総監督コメント

「富士は正直得意とは言えませんが、確実に前進していて、あと一歩というところまで来ていると感じています。明日の決勝は、安定したレースラップをこなせるかが重要になってくると思います。長いレースなので最後まで諦めずに走り、少しでも上位でチェッカーを受けられるようにしたいです」

 伊沢拓也選手コメント

「今日は思っていたよりも気温が低く、寒いコンディションになったのでフリー走行から難しかったですが、予選では自分たちが持っているものをすべて出せたかなと思っているので、個人的には満足しています」

「セットアップもタイヤの温め方もうまくいって、いいアタックになったので、明日のレースも期待しています。前回の450kmレースはみんな走り切れていないので、今回はまずレース距離をきちんと走り切って、戦っていきたいです」

大津弘樹選手コメント

「インターバルの間にテストを行っていたので、その成果がどう出るか期待していましたが、今日は想定よりも少し路面温度が低く、フリー走行で僕が走った時にはその温度の低さで少し苦戦しました。そのフリー走行で得たものも考えて、予選では伊沢選手のアタックでもう少しでQ1を突破できそうなところまで行きました」

「前回の富士大会が本当に残念な結果だったので、今回もQ1敗退は残念なのですが、いい手ごたえを得ることができたと思っています。距離の長いレースは荒れることが多いです。要所を押さえてレースを運んでいければと思っています。まずはポイントを獲得したいですし、表彰台争いに絡めるレースがしたいです」

(text:Honda Style Web)

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