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【NOC】2022年のN-ONEオーナーズカップが開幕! 名称も一新された「モビリティリゾートもてぎ」は大盛況!

日本国内唯一となる、ナンバー付き軽自動車によるワンメイクレースが「N-ONE OWNER’S CUP(NOC)」だ。2014年にシリーズが開幕し、モータースポーツのグラスルーツカテゴリーとして年々その人気は高まっている。そんなNOCの2022年シーズンがいよいよスタート。開幕戦の舞台は、開場25周年を迎えて名称も改められた「モビリティリゾートもてぎ」だ。

いよいよモータースポーツシーズンの到来! ホンダ車による参加型モータースポーツの代表格、N-ONEオーナーズカップ(NOC)も9年目のシーズンがスタートした。改造範囲が限定されるナンバー付き車両で、CVT車両ゆえにAT限定免許でも参戦できるとあって、年々人気が高まっているNOC。今年は全15戦プラス、ランキング上位によるFINALラウンドが行われる。

【NOC】N-ONEオーナーズカップ、2022年シーズンの日程を発表。全国主要8ヶ所のサーキットにて全16大会を開催

開幕戦の舞台となったのは、ツインリンク…改め、今春より名称が変更となった「モビリティリゾートもてぎ」。とはいってもコースレイアウトをはじめ、サーキット施設に大きな変更はない。ストップ&ゴーのレイアウトで知られる、ブレーキに厳しいサーキットだ。

レースではあるけど、パドックでは一緒にモータースポーツを楽しむ仲間。あいまの時間にはドライビングについて語り合ったり、セッティングについて相談したり。新たに参戦する人たちも気軽に飛び込める、そんな環境の良さがNOCの魅力

いっぽう車両についてはいくつか変更があった。NOC参加車両においては、所定の場所に貼らなければならない指定ステッカーがあるが、そのうちのひとつである「ホンダレーシング」の書体が一新された。

左右のリアドアに貼ることが義務付けられている、ホンダレーシングのステッカーが「Honda Racing」から「Honda RACING」へと表記が変更。字体フォントも細くなったため、デザインの印象もだいぶ変化した。

抜き文字ステッカーの「Honda RACING」は、貼る前にしっかり場所決め。文字色は赤または白の2色で、車両のカラーリングに合わせて選択できる

この「Honda RACING」やゼッケンベースなど、NOC参戦にあたって装着が義務付けられるステッカーについては、『新規に参戦車両を制作する場合に限り』主催者であるNOC事務局から無料で配布される。もともと参戦していた車両の修理だったり、カラーリングを変更する場合などは追加購入が必要。

なお今回の「Honda RACING」ステッカーは、主催者からのアナウンスによるものであり、参戦車両すべてに無料で配布された。384号車もしっかりとステッカーを張り替えて、開幕戦に挑んだ。

すべての準備を終え、翌日のレースに向けてピットで佇む384号車。今季もBBS RPホイールとGOODYEAR EAGLE RVF02で走ります

そして2022年3月6日、いよいよNOC開幕戦の朝を迎えた。今回のもてぎラウンドは、予選&決勝を1日で行うワンデイレースとなっており、全44台が出走していた。

じつは参加型モータースポーツであるNOCは、参戦した全員が安全に楽しくレースを楽しめるよう、各レースごとにランキングの「上位優先」「下位優先」とカテゴライズされている。

今回は開幕戦であり、前年度のシリーズ獲得ポイント数が参考となっているが、なんと77台もの出走申し込みがあったという。今回がNOC初参戦というドライバーも10名ほどおり、今年も賑やかなシーズンとなりそうな気配である。

さて384号車は、今年も三重県・鈴鹿市のHCMスポーツガレージにメンテナンスをお願いして「HCMホンダスタイルN-ONE」としてエントリー。僕にとっては、昨年のEnjoy!耐久(joy耐)以来のもてぎ。そしてN-ONEで走るのは2度目だ。

エンジンパワーが限られるNOCでは、とくにリアタイヤの空気圧を高めに設定してなるべくロスを防ぐのがスタンダード。それゆえ特にブレーキング時は、けっこうツツツーとリアが流れるのだけど、慣れていないとコレが怖い!笑

またコース前半はフラットで、後半になるとアップダウンが富んでくるコースをまったく攻略することができず、予選は33位。それでも昨年、初めて走ったときに比べて進歩している感じはあるのだけど…。

コース幅が広く、視界も開けている「もてぎ」だけど、3〜4コーナーと5コーナー、そしてビクトリーコーナーもうまく走れない。毎周、同じポイントで同じ踏力でブレーキングする、その「同じことを繰り返す」が難しい

というわけで予選と決勝のあいだのインターバルを利用し、NOCでドライビングコーチを務めるレーシングドライバー、山野哲也氏に疑問点を尋ねてみた。

NOCでは参加者のドライビング技術向上を目的とし、レース会場にはドライビングコーチが帯同。ホスピタリティテントでは模範走行の車載映像が公開されているほか、疑問に思ったことなど気軽にドライビングコーチへ質問することができ、これをうまく活用することで実に有意義な時間となるのだ。

そして挑んだ決勝レース、久しぶりの参戦で舞い上がったうえ、スタートグリッドが後方だったためにシグナルが見えなかったこともあり大失敗! 一気にポジションを7つも落としてしまった(泣)

ドライビングコーチのアドバイスを自分なりに活かして、少しポジションを戻したものの、かなり消化不良気味の37位でチェッカー。う〜ん、今年も前途多難な幕開けです!?

(photo:Yoshiaki AOYAMA(青山義明)、N-ONEオーナーズカップ事務局)

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2022 N-ONE OWNER’S CUP
Rd.1:モビリティリゾートもてぎ
予選:33位 決勝:37位
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